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なぜ育児休業が取り辛いのか

こんにちは。 Alphaです。

前回の記事で書いた通り、制度は整っているのに「なぜ男性の育児休業が取り辛いのか」について書きます。

一言で言うと、「周りの理解」と「不利益の恐怖」だと思います。

🤷‍♂️周りの理解

男性の育児休業取得率から考えても、男性が育児休業を取得することはまだまだ珍しく、変わり者扱いをされるかもしれません。

私が勤めている会社(創業何十年)では、男性の育児休業は2人目です。
(1人目は1か月間だけでした。)
そのため、ルールや必要な手続きが定まっておらず苦労しました。
具体的には、就業規則や休暇規定などを熟読し、タイミングごとに提出が必要な書類をまとめ、不明瞭な点と合わせて総務に確認しました。
結果、会社の育休関連の資料がかなり充実しました😓

他にも、上司や同僚が独身男性ばかりだったり、既婚者も自身の経験者が数十年前だったりして、なかなか共感や理解が得られませんでした。
具体的には、以下のようなことです。
・里帰り出産には出来ないのか
・このご時世なのでNoとは言えないが、他に何か方法はないのか

あと、気持ちはとてもありがたいのですが、激励会や食事のお誘いも困りました。 妻があっちこっち痛くて辛い状態なのに自分だけ遊びに行けないし、特に今はコロナウイルスが流行しているので、もし自分が感染したら妻や子供にうつしてしまう危険性もあります。

このニュースが流れてからうちはかなり神経質になりました。
生後30時間の新生児が新型ウイルス感染、母子感染か
その後、以下のような情報も出たため、極力感染リスクは避けたいと伝えましたが、あまり理解してもらえませんでした。

中国から新型コロナウイルス感染の母親9 人において子宮内感染はなかったとの報告や新型コロナウイルス肺炎を発症した母親からの出生児 10 人は、子宮内感染はなかったものの因果関係までは明確にされていませんが、死亡1 例を含み、胎児機能不全、早産出生、呼吸障害、血小板減少、DIC などがあったとの報告があります。

ちなみに、負担が増えるはずのチームのメンバーや若い年代の人達には温かく送り出してもらえました。 とてもありがたかったです😊
この年代が上司になるころには状況は変わっているかもしれないと希望をもてました。

😰不利益の恐怖

前回の記事で書いた通り、国のルールでは育児休業の権利はかなり保証されています。
が、それが守られているかはまた別の話です。

ネット上でも「出世に影響がある」や「パタハラを受ける」などのデメリット情報があふれています。

私の場合も、所属会社から関連会社へ派遣されて働いているため「期間が長くなるようであれば、要員の交代も考える必要がある」と言われました。

国のルールに反していることであれば、戦うことはできますが、戦ったあとも同じ環境に居るのは精神的に辛そうです😑
転職という手段もありますが、いずれにしてもそんなことにエネルギーを使っている場合ではないですよね😓

つまり「事例がない」ことは恐怖です。
良い事例にしろ、悪い事例にしろ、前例があれば想定や対処も考えられますが、現在置かれている状況でどんな不利益があるのか、ないのか、どの程度を想定すれば良いのか。も分からない状態では不安しかありません。

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以上のことより、「事例を増やし、男性が育児休業を取得することは普通のこと」にすることが良いのではないかと考えています。

この育児休業もそのための第一歩として、大事に過ごします。

では、またよろしくお願いします。

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