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コーチング入門part9

「常識外れ」のことを実現していくためにはどうすればいいでしょうか?

今から言うことは世間一般の常識からすると違和感を覚えるかもしれません。

常識で通用するのであれば、すでに多くの人は常識外れの成果を出しているはずです。

常識外れの成果を出すためには、何が鍵となるのでしょうか?

その鍵となるのがゴール設定になります

ゴール設定には3つの要件があります

一つ目 「want to」

二つ目 「現状の外」

三つ目 「バランスホイール満遍なく」

それぞれのルールについて、
簡単に説明していきましょう。

1つ目の「want to」とは、
他人や社会から強制されているような
ゴールではなくやりたいことです。

他人や社会に植え付けられたり思い込まされた「やらなくてはいけない(have to)」と思っているゴールではなく、他人に止められてもやりたいこと(want to)をゴールに設定するということです。

Have toという強制は不安と緊張を生み、クリエイティブアボイダンス
を引き起こします。

want toからはクリエイティブなエネルギーが出ます。

2つ目の「現状の外」とは、今の自分のままでは絶対に達成できない
大きなゴールを設定するということです。

ここでいう「現状」には、現在の状態だけでなく、現状の延長線上にある未来の状態も含まれます。

それは、現在のセルフイメージやリアリティを変えなければ絶対に到達できない未来の状態です。

言い換えれば、現在のコンフォートゾーンを維持していたら達成できない未来のことです。

これは、ゴールを設定した時点では、ゴールを達成する方法がわからないのが正しいと言うことができます。

「現実的で実現可能な目標を」「具体的な目標を」と言われることが多いですが、そのようなゴールを設定すると現状のセルフイメージ、コンフォートゾーンがますます強化されるだけで、大きな変化は見込めなくなります。

自分自身を大きく変えるためには現状の外にゴールを設定することが重要になります。

それではどうやってゴールを達成していけばいいでしょうか?

達成方法はゴールを設定することで、後から見えてきます。

ゴールが先、方法が後と言うことになります。

現状の外にwant toのゴールを設定すると、スコトーマが外れ、今まで見えなかったことが見えるようになるからです。

3つ目の「バランスホイール満遍なく」とは、仕事だけでなく趣味、家族、健康、ファイナンス、地域、生涯学習、老後といった分野それぞれにゴールを設定することです。

ちょっと古い価値観かもしれませんが、昔の日本は男は仕事だけ、女性は家庭だけのゴールの人が多かったと思います。

これではバランスが崩れてパフォーマンスを発揮することができません。

また、人によっては、子どものころから「目標は絞った方がいい」
「1つの目標に集中しなさい」と言われた人もいるのではないでしょうか?

もし、仕事のゴールを達成できたとしても、精神的にボロボロになっていたり、家族がうまくいかなくなっていたのでは意味がありません。

またこれは、それぞれの分野でほどほどを目指しましょう、ということでもありません。

むしろ、それぞれの分野で現状の外にゴールを設定するからこそ、無意識はすべてのゴールを実現するために、よりクリエイティブに働きます。

また、趣味の活動をすることで仕事のヒントを得たり、仕事での活動が地域への貢献につながったりといった相乗効果が生まれてきます。

バランスよくゴールを設定することで、他のゴールの達成も早くなります。

以上がゴール設定の三つのルールです

コーチングの肝は、「ゴール設定」と「エフィカシー」をあげることです。

ゴールへと近づくためには、ゴールを実現したときの自分の姿や、そのときの自分が見ているはずの世界への臨場感を高めることが重要です。

ゴールの世界の臨場感を高める技術は3つにまとめることができます。

それが、アファメーション、ビジュアリゼーション、セルフトークのコントロールです。

この3つの技術は、ブリーフシステムやハビットアティデュードを変える時にも用います

私たちのマインドは、目の前の現状と、無意識が「真実」だと思っている世界が違うときは、現状を無意識が真実だと思っている世界に修正していく性質があります。

「こうあるべきだ」と強く思っている状態に、世界を合わせていくということです

ゴール設定の意義

ゴール設定とは、意図的に目の前の世界とは異なる理想のイメージをマインドの中につくる行為です。

(意図的にゴールを設定して、現状との違和感を作る、認知的不協和を作るのです)

そして、マインドの内側のイメージの臨場感を高めます。

そのイメージに合わせて外側の世界を修正していくことが、「ゴールを実現する」ことのプロセスなのです。

(マインドは認知的不協和を解消するために臨場感が高いものへと向かう)

現状を維持していては実現できないゴールを実現したいと思うからこそ、認知的不協和が生まれ、クリエイティブにゴールを実現していくことができます。

私たちの創造的無意識は、ゴールが現状の外にある時に活性化し、エネルギーと創造性を発揮します。

そして、ゴールを設定した当初は見当もつかなかった実現方法を発見し、行動を起こすように私たちを突き動かします。

また、なぜゴールを現状の外に設定する必要があるのでしょうか?

現状の延長線上にゴールを設定してしまうと、無意識は現在のセルフイメージやリアリティをより強固にし、スコトーマを強めます。

その結果、今とは違う状態を望んでゴールを設定したはずなのに、現状の中に閉じ込められてしまうのです。

自分の「現状」を把握し、その延長線上にはない高いゴールを設定していきましょう。

仮のゴールを設定する

まずは、今やってみたいと思うことをベースに、「仮のゴール」を設定してみましょう。

ゴールを設定し、そのゴールを実現するための行動をするなかで、より良いゴールが見えてきます。

なぜなら、仮であってもゴールを設定することで、「自分が何を重要だと思うか」が変わるからです。

ゴールを設定して行動するなかで、認識が変化します。

なので、今やってみたいと思うことをベースに、「仮のゴール」を設定しましょう。

仮のゴールを設定し、行動をするなかで、新たなゴールを見つけ、またそのゴールに向かって行動していくということを繰り返していくと、本当にやりたいことに近づいていくことができます。

現状の外に仮のゴールを設定して行動していくなかで、「これは自分のやりたいことではないな」と気づいたら、躊躇せずゴールを更新していきましょう。

仮のゴールなので達成することに執着せず、本物のゴールへ移動するための手段と考えていきましょう。

以下動画と音声です。

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