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コーチング入門part2

私たちは重要なものしか認識できません

この重要と思うことがあべこべになっていた場合どうなるのでしょうか?

またなぜあべこべになるのでしょうか?

これを理解することが重要です

自分の本当にやりたいことがわからないのはスコトーマになっているからなのです

また、ゴールを達成する方法がわからないのもスコトーマになっていて
認識できていないせいだと考えられます

それらが存在しているにもかかわらずです

では、どうやってスコトーマを外し、ゴールを達成していくのでしょうか?

その前にまずは「自分にもスコトーマがある」と認識することがとても重要です

スコトーマの話が出てるので、ロックオン・ロックアウトについて触れていきます

私たちは自分にとって重要な情報や注意を向けている情報にロック・オン
する性質があります

また、ロック・オンした情報以外は、ロック・アウトされます

この性質は以下のように説明できます

「私たちは五感を通じて、外の世界を認識しています」

しかし、外の世界の情報は脳にとってあまりに多すぎます

すべての情報を同時に処理することはできません

そのため、自分にとって重要な情報、あるいは注意を向けている情報のみ
が処理され認識されます

大量の情報が頭に入ると脳はパニックになります

つまり、脳の手抜きのために、ロックオン・ロックアウトがあるのです

このロック・アウトされ、認識されなかった情報がスコトーマとなります

本当にやりたいことといった自分にとって本来重要な情報であっても、

ロック・オンしていなければ、スコトーマとなり認識できません

チャンスもまた然りです

自分が何にロック・オンして生活しているかに気づくことが重要です

ロック・オンする対象を選択できるようになれば、チャンスや本当にやりたいことを見つけることも容易になります

繰り返すと私たちは自分にとって重要なこと以外はスコトーマとなって認識されません

では、「自分にとって重要なこと」を決めているのは何でしょうか?

ここでマインドの使い方を知っている人と知らない人で変わってきます

マインドの使い方を知らない人は情動記憶(emotional history)に縛られています

この情動記憶が何が重要で何が重要でないかを決める要素の一つになります

情動記憶とは、過去の体験についての感情を伴った記憶のことです

その感情がポジティブなものであっても、ネガティブなものであっても、
感情を伴った記憶は情動記憶となります

私たちは、この情動記憶に基づいて、自分自身や世界、ものごとに対する
イメージを形成しています

そして、強い情動記憶と結びついたものほど、重要度も高くなり、
認識しやすくなります

このように、情動記憶によってものごとの重要度が決まり、そして重要なものだけが認識されています

ということは、意図的にマインドに働きかけない限り、私たちは過去の記憶に基づいて世界や自分自身を認識することになります

マインドの使い方を知らない人は、過去の記憶の世界を生きているようなものです

マインドの使い方を知っている人は情動記憶に縛られずに重要なものを選択できると言うことです

では、意図的にマインドを働かせるとはどういうことでしょうか?

ゴール設定が意図的にマインドを働かせると言うことになります

ゴール設定により自分が望む人生を自分でコントロールするができるようになります

ここで、コーチングにとって重要な単語を紹介したいと思います

それは、RAS(Reticular Activating System)です

RASは脳にあるフィルターシステムのようなものです

RASのおかげで、私たちは自分にとって
大切な情報を大量の情報のなかから
取り出すことができます

自分にとって重要なものを知覚させ、
それ以外の情報をスコトーマにする
メカニズムがRASです

RASは意識していなくても常に働いており、自分にとって重要な情報を選別してくれています

このRASを突破するのがゴール設定となります

ゴール設定ができないと自分にとって
何が重要な情報であるかは、
情動記憶によって決められてしまいます

このRASの機能をよく理解し、
体感していくことが、上手なマインドの
使い方の鍵となってきます

RASは自分にとって
重要な情報だけを通します

そして、RASを通り抜けなかった情報はスコトマとなって知覚されません

これが先ほどのロックオン・ロックアウトにも繋がっています

何が自分にとって重要かを客観的に
見ることは重要です

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