見出し画像

【医者より稼げる職業】 商社マン

就活人気度ランキング上位として名高い総合商社。年収2,000万はほぼ確実、格安の社宅や退職金、では医者も到底敵いません。
しかし商社が実際何をやっているのか、どのように儲けているのかよく分からない、という方も多いと思います。
総合商社は「ラーメンから飛行機まで」と称され、関連会社は多岐にわたります。例えば殆どのコンビニやメガバンクの裏には商社の存在があり、資本関係は複雑です。
今回は、医学生ながら厚労省・外資コンサル・投資銀行でのインターンを経験(内定獲得)し、5大商社の社員とも交流のある私が、総合商社の業務内容、商社マンの実態を解説します。
以下目次です。



商社の歴史

商社の発祥は古く、江戸時代に遡ります。三菱商事は最たる例で、坂本龍馬が作った「海援隊」に端を発します。当時は鎖国を解いた直後で海洋貿易の需要が高かったものの、船舶の建造や長期にわたる航海には大きなリスクを伴います。そこで株式会社を日本で初めて設立し、巨額の資金調達に成功、三菱商事の原型を作ります。
商社はのちに「三菱」、「三井」、「住友」といった財閥を形成しました。第二次世界大戦後は「軍国主義の経済的基盤を作った」として「財閥解体令」が出されることになります(具体的には、要望があれば別で書く予定です)が、以前と同様のビジネスモデルを展開しています。

商社の構造

彼らは日本中の、大企業の株、さらには世界でも株式を保有していて、その企業の輸出入などをサポートし、力を発揮しています。関連企業との取引により利益を上げているエリート集団です。
2021年度はインフレの影響を追い風に(インフレが追い風笑)、軒並み過去最高益を記録しました(5大商社では1兆円規模)。
※今まで「商社」と言ってきましたが、厳密にはには2種類の商社があります。「総合商社」と「専門商社」です。扱う商品の幅は総合商社のほうが広く、5大商社が有名。一般に「商社」といった場合、総合商社をさすことが多いです(この文章も例にもれず)。

商社のビジネスモデル

ここから先は

2,266字 / 1画像

¥ 980

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?