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タワー×鉄道 全日本タワー協議会加盟塔めぐりお勧め旅

 全国各地に多くのタワーや塔が設置され、その高さが100mを超えているのは一般の人が通常立ち入ることができない放送塔や橋の主塔を含めて100ヵ所弱存在している。このうち全日本タワー協議会に加盟しているのは19ヵ所であり、すべて見学が可能でスタンプラリーも実施されている。今回はこれらのタワーを鉄道を使って回り制覇したい。
 いつもは北から南下するルートを採っていたが、今回は北上してみたい。それではタワーめぐりの旅、行ってみよう。


 1日目(金曜日)各地⇒福岡

 初日は、各地からの移動と福岡タワーを訪れたい。博多からは地下鉄空港線西新で降り徒歩20分程度である。日中見学も良いが、21時まで営業しているので夜景もぜひ堪能したい。この日の夕食は天神か中洲の屋台で焼き鳥と豚骨ラーメンだな。

 2日目(土曜日)博多⇒下関

 博多10時58分発の観光列車或る列車に乗車し、豪華な内装と食事を楽しみながら湯布院に到着。ゆふ3号に乗り換え終点別府へ、見学するのは別府タワー徒歩で10分程度なのでアクセスは容易だ。特急ソニック46号で小倉へ、18時15分発の普通列車に乗り換え下関へ。徒歩7分で海峡ゆめタワーに到着。ここでは夜景とライトアップされたタワーを楽しみたい。タワー内のレストランで夕食後ホテルにチェックイン。

 3日目(日曜日)下関⇒境港

 下関8時51分発の普通列車で新山口へ、乗り換えたのはSLやまぐち号。レトロな車内でノスタルジックな旅を楽しむ。津和野スーパーおき4号で米子、普通列車に乗り換え18時過ぎに境港に到着。この日は市内のホテル泊。

 4日目(月曜日)境港⇒神戸

 遅めの10時に夢みなとタワーに入場し、日本海の眺望を楽しむ。駅前で昼食を摂り13時37分発の普通列車で米子へ、観光列車あめつちに乗り換え予約していた和菓子セットで車窓とともにゆっくりティータイムを楽しむ。駅前で夕食を摂ったのち、鳥取でスーパーはくと16号(運が良ければコナン号に乗車できるかも)に乗り換え三ノ宮へ。神戸地下鉄で移動し、みなと元町下車徒歩5分。着いたのは神戸ポートタワーだ。23時まで営業しているので、これから入場してもゆっくり観覧できるのがうれしい。

 5日目(火曜日)神戸⇒芦原温泉

 三ノ宮から30分ほどで大阪に到着、徒歩7分で着いたのは梅田スカイビル 空中庭園展望台で開館の9時30分に入場。大阪市内の眺望を堪能し、地下鉄御堂筋線で動物園前下車。徒歩5分で通天閣に移動、ビリケンさんにご挨拶。新世界で串カツランチ後大阪に戻り、新快速の乗り継ぎで1時間ほどかけて京都に移動。目の前にそびえるのはニデック京都タワーだ。高層ビルのない京都ならではの古都の街並みを堪能できる。
 京都からノンストップのサンダーバード31号で敦賀へ、つるぎ32号に乗り継いで本日は芦原温泉でゆっくり旅の疲れを癒したい。

 6日目(水曜日)芦原温泉⇒岐阜

 温泉街からバスで45分、東尋坊に到着。目の前にあるのは東尋坊タワーである。日本海の奇勝と白山連峰を楽しんだ後は駅に戻り、つるぎ16号で金沢へ移動。IRいしかわ鉄道13時5分発の普通列車で石動で下車し、バス乗車5分と徒歩15分でようやくたどり着いたのが、小矢部市にあるクロスランドタワーである。まずは施設内のレストランで遅めの昼食を摂る。こちらは景色とともにダ・ヴィンチテクノミュージアムとともに楽しみたい。
 16時22分発の普通列車で富山に移動し、特急ひだ20号に乗り換え一気に岐阜まで南下。目的地ではないが時間的に遅いので今日は市内で宿泊。 

 7日目(木曜日)岐阜⇒横浜

 岐阜9時13分発の普通列車で尾張一宮へ、バスに乗り換え20分。着いたのは国営木曽三川公園内にあるツインアーチ138である。濃尾平野の絶景と木曽川の流れを一望したあとは、徒歩20分とバスでJR木曽川へ移動し11時46分発の普通列車で名古屋へ到着。地下鉄東山線栄で下車し、最寄出口から徒歩3分。着いたのは中部電力ミライタワーである。まずは施設内の飲食店でランチを楽しみ、続いて展望台からの眺めを楽しむ。栄13時22分発の地下鉄東山線で乗車13分、東山公園下車徒歩15分のこの旅最短の移動距離で、本日3ヵ所目の東山スカイタワーである。1時間ほど滞在し、まだ時間は15時。今日は効率よくもう1ヵ所行ってみよう。
 15時26分発地下鉄東山線で名古屋へ戻り、こだま734号で熱海へ。ここで下車したのは18時発サフィール踊り子に乗車するため。横浜へ移動し、東横線・みなとみらい線に乗り換え終点元町・中華街で下車。徒歩2分で横浜マリンタワーに到着だ。nightチケットを購入し夕食とみなとみらいの夕景を閉館まで楽しもう。今日は横浜市内に宿泊だ。

 8日目(金曜日)横浜⇒千葉

 横浜8時7分発の湘南新宿ラインで恵比寿へ、地下鉄日比谷線に乗り換え神谷町で下車。徒歩7分で東京タワーに到着だ。開館9時に入館し、一気にトップデッキまで登ろう。最近は都内新築の高層ビルにある展望台ばかり訪問していたが、久しぶりに東京タワーから眺める景色も新鮮である。フットタウンでおみやげやグッズを買うのもいいだろう。メインデッキの見学も含め、たっぷり2時間楽しめた。
 神谷町11時14分発の日比谷線で八丁堀へ、京葉線11時35分発快速で千葉みなとに到着。徒歩13分で到着したのは、千葉ポートタワーだ。ちょうどお昼なので展望レストランでランチを頂き、展望フロアにて千葉市内の景色を楽しむ。
 タワーではないが、行ってみたい展望台があるので寄り道したい。千葉みなと14時11分発の普通列車で蘇我へ、14時26分発の内房線普通列車で30分乗車し到着したのは木更津。バスに乗り換え乗車40分、ようやくたどり着いたのは富津公園の明治百年記念展望塔である。五葉松をかたどった特徴ある展望塔からは東京湾のほか天気も良ければ富士山も望める。17時10分発のバスで青堀へ、17時31分発の普通列車で千葉へ戻り宿泊するとしよう。

 9日目(土曜日)千葉⇒函館

 今日は一風変わった列車に乗るために、総武線東千葉にやってきた。乗車するのはB.B.BASEという、自転車を搭乗できるサイクリスト向けの列車である。むろん一般客も指定券を購入すれば乗車できるので体験してみたい。この日の列車は8時51分発銚子行きで、日によって目的地が4方面いずれかに変わるので注意が必要である。終着駅からバス20分の乗車で銚子ポートタワーに到着だ。銚子漁港近くを行きかう漁船と太平洋に流れ込む利根川の雄大さを堪能したい。
 駅に戻り13時49分発の普通列車で佐倉へ移動、快速列車に乗り換え東京には16時30分に到着だ。ここではやぶさ39号に乗車し一気に北海道に上陸、新函館北斗で普通列車に乗り換え函館に到着。路面電車を使い、今日は湯の川温泉で旅の疲れを癒したい。

 10日目(日曜日)函館⇒札幌

 9時の開場に合わせて到着したのは五稜郭タワーだ。星形の史跡と津軽海峡の眺望を楽しみたい。10時21分発のバスで函館に戻り、特急北斗9号で札幌に移動する。バスで5分乗車し、この旅最後の目的地となる札幌テレビ塔である。市内の街並みを楽しんだ後は、名残惜しいが自宅への帰路に就こう。日程に余裕のある方は札幌でもう一泊しても良いだろう。お疲れさまでした。


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