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ずっとスマホしているパパ

先日、私は電車を待つ駅のホームにいました。

横に並んでいたのは3歳くらいの男の子を連れたパパ。見るからに優しそうで、2人で遊びに行くのかなと微笑ましく思っていました。

「電車はどっちからくるの?」
『どっちだと思う?』
「あっち!」
『ぶっぶー 右でしたー!』

なーんてすごく楽しそうに話してるんです。

でもパパの目線はスマホ。電車に乗り込んだ後もずっと。
息子さんとは手を繋いでいたし、ちらちら見てはいるけれど。

なんだかなぁと思いました


YouTubeで子どもをあやしたり、ポケモンGOを一緒にやったり。そういうスマホの使い方に関しては、私は肯定派です。スマホのような文明の利器を使っ互いがハッピーになれるのなら。

でも、親が自分の目を見て話してくれないのは、子どもにとっては寂しい気がします。私がそうだったから。

私は今大学1年生ですが、父親が家でずっとパソコンを見ている人でした。仕事をしている時もあったかもしれないけど、大抵は掲示板を見ていました。幼かったけれど、父が見つめる画面がどんなものだったかはよく覚えてます。  父が何を見ているのか子どもなりに知りたかったんだと思います。

なんでこっちを向いてくれないんだろうっていつも思ってました。


スマホが普及して、私の世代はデジタルネイティブだなんて呼ばれます。

でも、目の前のものは今この瞬間にしかないものです。スマホをポケットに入れてイヤホンもせずに歩いてみたら、鳥の鳴き声が聞こえて季節の移ろいを感じられます。いつ何時もスマホの画面に吸い込まれているような暮らし方を私はしたくないと思って日々過ごしています。こんなタイプの18歳もいます。

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