アルパカのハリー物語。とっても繊細な男の子だパカ＜その2＞
アルパカのハリーくん。チョコレート色のハリーくん。
今月（２０２３年１０月１４日）で６歳になります。
私はハリーが１歳８ヶ月の時から一緒に生活しています。
ハリーらしさが伝わる出来事を少しずつ紹介していきたいと思います。
今日は＜その２＞です。
その１はこちらをご覧ください
パートナーがキューからラバンになったパカ。
2019年6月に八ヶ岳アルパカ牧場さんから一緒に来て
ずっと心の支えになってくれていたお兄ちゃん的存在の
キューが八ヶ岳アルパカ牧場さんへ帰ることになりました。
代わりに来てくれるのは、生後８ヶ月のラバンです。
ラバンは、ママのお乳ばなれの時期になり
こちらに来てくれるのが2019年10月29日と決まりました。
アルパカさんは群れで暮らす動物。寂しがりやさんなので
２頭以上での飼育が必要です。
キューが帰る前に、思い出づくりに池の周りへお散歩に出かけました。
約４ヶ月一緒に生活したキューとのお別れは、
ハリーもそして私たちも悲しいことでした。
キューはここに来てくれた時はふれあいが苦手でした。
でも、飼育長と心を通わせて、しっかりふれあいができるように
頑張ってくれたのです。
キューは環境で人も動物もこんなに変われるんだよ。ってことを
教えてくれました。やさしく賢いアルパカさんです。
キューと過ごした時間、池のお散歩で一緒に見た綺麗な夕陽は
忘れられない思い出です。
ラバンが来てくれたパカ。
ラバンは2019年2月生まれ。
８ヶ月の男の子です。
男の子同士のアルパカさんも
人間と一緒で「相性」があります。
「どうか良い相性であって欲しい」という思いで
ラバンを迎えました。
ラバンは堂々とした性格。
到着後も不安な様子はなく過ごしています。
そしてすぐに喧嘩が始まりました。
着いた日から元気いっぱいのラバンは
ハリーに喧嘩を仕掛けるようになりました。
まだ小さな男の子なので、喧嘩というよりはプロレスごっこ。
喧嘩をしないように小屋を二つに分けて暮らすことになりました。
この日から今でも一緒のスタイル。
ラバンの後ろをついてあるくハリー。
人間さんの言うことを聞きたくないのがハリーくん。
「ふれあいの時間だよ。ふれあい広場に行きますよー」
その声かけで動いてくれるのはラバン。
ハリーは寂しがりやさんなので、ラバンの後ろをぴったりついて来ます。
「小屋に帰る時間ですよー」
ラバンが歩き出します。ハリーはやっぱりラバンの後ろにぴったんこ。
それからずっと今でも
前を歩くのは、
人間の言葉を理解して行動してくれるラバンくん。
ハリーくんはラバンの後ろにぴったんこ。
お正月には、お散歩ツアーを開催。
ハリーとラバンと一緒に
池の周りをお散歩するツアーを開催しました。
まだ小さかったハリーとラバンだからできたイベントでした。
池の周りは
キューと一緒に行ったことがあるハリーはお兄ちゃん気取り。
このときばかりはラバンの前を歩いていました。
世の中が流行り病で一変してしまいました。
コロナが流行った時、ステイホームとされ
これからのことが見えず不安だった人間たち。
そんなことを知らないアルパカさんはいつもと一緒の日常を過ごします。
青空も雲も、風も、そして植物たちも日常を過ごして
時が過ぎていきます。
そんな環境にいると、世界中で騒いでいるコロナも、
いやいや地球も動物も植物は騒いでないよなーーーー。
と感じて、みんなが大変！っていうよりは、
人間だけが騒いでるだけって感覚になり落ち着いて時が過ぎるのを待つことができました。
ハリーとラバンのおかげです笑
こんなツールも作ってみました。
そして夏の前の毛狩り。
暑いのが苦手なアルパカさんは毛を刈って涼しくして夏を迎えます。
予定よりは遅くなりましたが（緊急事態宣言のため）
ハリーとラバンも毛を刈ってもらいました。
この年はコロナの緊急事態宣言の影響で毛刈り時期が予定より遅くなりました。
こうしてハリーが愛知県に来て１年が過ぎたのでした。
ハリーくん物語。続きもお楽しみにー。
パカ。パカ。
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