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性的価値≠性的魅力≒人間的魅力

26歳のセフレ、通称ツバメ君。
ツバメ君のある性癖に対して、

「私はそれは嫌だ。したくない。」

と伝えたら機嫌を悪くして

「それならもう会わない。」

と言ってきた。

さらに、

45歳は性的価値は下落している
人間的魅力と性的価値は別物であって
セフレ関係や男性の性欲に関与しているのは「性的価値」である。
だから人間的魅力のことを引き合いにだされてもお門違い。

と、理論展開してきた。

ふむふむ。
一理あるなぁ。

と思いながら聞いていると

最終的に

Guriの性別を超えた人間的な魅力や
人間性については僕は否定してないし
それを悪いと思ったこともない。

僕に攻められて感じてるGuriは
性的に魅力的だったから迷うところではある。

正直Guriとのセックスはかなり良かったし
性癖も合うからまた会いたい。

というところに落ち着いていた。

いや待てぃ。

理論破綻しとるやないかい。

「性的価値がないから僕の思い通りにさせてくれないなら会わない」

「性的に魅力的だったので会いたい」

になってるやん。

・・・どないやねん。
と思いつつ、明くる日この理論をゆっくり考察してみた。

たしかにツバメ君のいう通り
市場における「性的な価値」というのは
ある年齢を境に下がる。

29歳から婚活市場で女性が苦戦したり、
私の好みでいうと男が綺麗なのは29歳を迎えるまでと思っているので、

そういうことを加味すると
仮に

「性的な価値は29歳で下がる」

と言えるかもしれない。

(でも性的価値が29歳で下がるのは男も女も一緒だよ、ということをツバメ君はまだ知らない。)

ちなみにそれは生物的な視点の、
肉体的な価値という意味で「29歳を境に下がる」と言ってるだけで、

それを超えたからと言って性的な魅力や人間的な魅力がなくなるわけではない。
むしろ、男でも女でも、性的魅力や人間的魅力は30代から増していく人も多いと感じるくらいだし、30代、40代でも男女ともに、色っぽいなと思う人はいる。

現にツバメ君も

「性的価値が下がってるんだから僕の言う通りにしてくんないなら会わない!」

と悪態をつきながらも、結局、

相性が良かったり
きもちが良かったり
興奮してる私に興奮したり

ということで

「また会いたい」

と言ってきてるわけだし。

さらに、
いくら若くて綺麗な子でも
「メンヘラは嫌い」
といってバサバサ切ってきたわけだから

セフレを続けるか続けないかにおいて、「人間性」も少なからず関与しているのは間違いない。

私個人の好みで考えても、男性の美しさや綺麗さってものは29歳で消えるけど

そこからは人間性が色気となって現れたり、人間的魅力から色気が醸し出され、性的魅力を感じる男性もいる。

ってことは、人間的魅力ってけっこう性的魅力に影響しているんじゃないかしら?

という考察から行き着いたのが、
タイトルの

「性的価値≠性的魅力≒人間的な魅力」

という公式。

若さによる造形美や生殖機能。
そういったものを「性的価値」だとして、

性的価値がなくなったあとは、
それを上回る人間性や性的魅力が
物をいうんじゃないかしら。

ちなみに私がツバメ君に、

「ツバメ君が綺麗なのもあと2年かー。」

と言うと、割とマジに怒る。笑

もしかしたら、
消えいく美しさや
迫りくる劣化に
誰よりも怯えているのは
ツバメ君自身なのかもしれない。

ツバメ君、君のいう「性的価値」。
それが消える前に性的魅力と人間的魅力を
育てておきなさいね。

とお姉さんは思うのでした。




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