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モンゴル旅行記その7

長い1日でした。
チンギス・ハーン像見てからすぐに帰ったのですがウランバートルで大渋滞! 1時間くらいのところがなんと4時間も!かかってゲルに着いたのは9時過ぎでした。

本当にウランバートルは大都会です。もちろん水道も通っているでしょう。ゲルがある場所はそこから30分くらい。つまり東京から横浜に行くくらいの距離です。それでもうガラッと風景違うのです。

ゲルに着いてとにかく長田くんにお礼を丁寧に言おうと思ったのですが、彼はトイレに走って行きました。おそらくだいぶ我慢していたのでしょう。出てくるのを待ってるのも何か違う気がして1回ゲルに入りました。長田くんはその後ちょっと隣のゲルに挨拶してすぐ帰ったようです。彼とはこの日以来会うことはありませんでした。

ありがとう、長田くん!

この日は夕食はまだでしたが、今から外食するのには遅いし、お菓子か何か食べて寝ようかと娘と話していたらノックがして隣のゲルのお母さんの娘さんが。

「疲れたでしょう? お母さんがシチューを作ったからよかったら食べにきて」

この娘さんは長田くんと違って英語が話せます。それは嬉しいねと2人で喜んで行きました。

どうやら羊肉のシチューのようです。骨がとっても大きい! お母さんは慣れた手つきで骨についたお肉を削いでいきます。娘さんは

「この骨についたお肉が美味しいのよ」

と食べて見せてくれました。お肉はトロトロに柔らかくて美味しいです。こんな大きなお肉をここまで煮るのには時間がかかったでしょう。宿泊費に食事はついていないので遅くなったわたしたちのために作ってくれたのかな、と思うと心があたたかくなりました。

翌日も別の国立公園に行くツアーですが、この娘さんがガイド、運転してくれるそうです。英語が話せるので今日は引き馬だったけれど明日はわたしは1人で乗りたいなど話してみると

「わかったわ。現地で頼んでみるわね」

とすぐに了承してくれました。心強い😆

しかしここでちょっとトラブル、というか不思議なことが。

「ツアー代金を今日、母が銀行で両替しようとしたら、受け取れないと言われたそうなの」

え?

思わず娘と顔を見合わせました。実は宿泊代は事前にクレジット払いしていましたが、ツアー代金はドルで欲しいと言われていました。それでチンギス・ハーン空港に着いてすぐに両替所で日本円をドルに両替し、昨日お母さんに渡したのです。

娘さんは両替できなかったドル札を見せてくれましたが、鉛筆かなにかで線が書き込まれたのが一枚と蛍光ペンか何かで小さな丸が書き込まれたものが一枚。


どういうこと?

娘はこれはモンゴルの空港で両替したもので、ちゃんとしたお金だと思う、と説明しました。

とにかく銀行で両替できなかったことは事実です。どうしたらいいんだろうか……。ちょっと考え込んでしまいました。

これがモンゴルのお金です。ドゥルグルグというのが通貨の呼び名です。

この両替できない問題は後日解決しました。Airbnbのオーナーであるお兄さんに伺ったところ、

「あなたの国では何も問題なく両替できるのでしょうが、モンゴルではリスクを取りたくないという風潮があります」

とのこと。そして

「自分も銀行に勤めています。なので妹を通じてお金を渡してもらってこちらでどうにかします」

そして無事に両替できたと次の日に妹さんから聞いてホッとしました。なんだか偽札をこちらが持ってきたのではないか?という疑いをかけられたようなもやもやがあったのですが、最後の日にウランバートルの銀行で実際に日本円を両替しようとしたら

「これはダメ」

と一枚つき返されました。え?と思ってみてみると、かなりじっと見ないとわからない小さな切り目が入っていました。

これは憶測ですがモンゴルでは偽札が出回ったことが実際にあったのかもしれません。それで銀行側がナーバスになっているのかもしれません。こういう事情はちょっと外国人観光客にはわからないですよね。

さて食事が終わり、次の日の出発時間を聞き引きあげようとすると娘さんが

「夜にゲルの写真を撮るといいのが撮れるのよ。わたしに撮らせて」

というので何枚か撮ってもらいました。

確かに何か幻想的な写真が撮れていました。特にゲルの天井が何かこう天から光が差しているみたいで素敵な写真になりました。

ただ行く前は期待していた星空はいまだに見えていません。曇りだったり雨だったりで見えてもポツポツという感じで、それは残念です😭

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