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手探りのスタート

星よみのイベントで「2020年の2月までにカタチを作る目標で行きましょう」というアドバイスを受け、素直にそれに従って動くと決めた私は、まず「どの靴下を取り扱うか」というところからスタートしました。

すでに自分がリピートで愛用しているものを取り扱いたいと思ったので(この時は奈良のメーカー様だけ、と考えていませんでした)まずはいつも靴下を買いに行っているお店に行ってオーナーさんに会いに行って来ました。

オーナーさんは快くそのメーカー様の事情を教えてくれて「店舗のみの取引きに限られる」という事が判明。店舗があっても今は新規の取引はしていないとか。商品を仕入れる時にそういう制限があったりするのね〜と知りました。(この後しみじみ感じるのですが、こうやって親切に教えてくれるオーナーさんで本当に良かったです。感謝!)

では仕切り直しで!となった時に「靴下もこだわって選びたいから、靴下にもテーマがあった方が伝わりやすいかも?」と思いつき、そこで「奈良で作られた靴下」というコンセプトにしようと決めました。「ミケネコと、」はねこ推しではあるけれど、靴下をないがしろにしてる訳じゃないのよ。そんな自分の気合い?も込めて。

実際そのように「しばり」を決めると自分も迷わないし分かりやすく伝えられるので、その後は比較的スムーズに進みました。ここでもまた店舗のみのお取引に限られるケースもありましたが、無事にお取引き頂けるメーカー様が見つかり一歩前進。

この時からずっと大事にしていたのは「素直に思いを伝える事」でした。何も知らないど素人の私が企業に対して物申すなんて!となんとなく気持ち的に下手になってしまうところですが、上も下もなくただ真っ直ぐに伝える。自分のこと、どうして靴下のオンラインストアを始めたいと思ったのか、保護猫への思い、奈良とのご縁。するとたとえご縁がなかったとしても気持ちが伝わってる事は分かったので残念とか悲しさはなく、次へ進むエネルギーになっていったような気がしています。

ぼんやりふわふわ想像の中にいた「ミケネコと、」の形が生まれて来ました。そしてメーカー様という他人に思いを伝えた事による責任感。誠実に向き合って行かなくちゃ!という覚悟。そんな事を意識するようになったのもこの頃からでした。


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