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「靴下やさん」のヒントをもらった日

私にはお気に入りの街がありまして、そこに出かけた日の事です。普段は行かない反対側の出口方面に気になるお店を見つけていたので、今回はそちら側をあちこち歩いてみようと決めていました。目的のお店は駅から少し離れていたので、そこまで歩く中でいくつか良い雰囲気のお店も発見できて楽しい探索でした。

目的地近くにチラッと「あれ、可愛い柄の何か?並んでたな…」と引っかかるお店があって、帰りに立ち寄ったらセレクトショップなんですが、直営店なのかな?と思うくらいあるメーカーさんの靴下のラインナップが充実していて一気にテンションMAX!たまたまその時よく見かけていて気にしていたメーカーさんのだったので「こんなところで出会えるなんて〜」と嬉しくなっていたのを覚えています。

穏やかなオーナーさんとの会話も楽しく、ついつい長居…その街にお出かけする目的がひとつ増えました。お店に通い、オーナーさんの靴下に対する知識や愛情に触れて、私もひとつの靴下を大切に長く履き続けたいなぁと思うようになりました。

そのお店に行くようになって1年以上経った頃でしょうか、オーナーさんとの会話の中で「神奈川県にはこの靴下の取扱店ないんですよね〜」みたいな話があり「確かに近くにあったらちょっと便利だな〜でもここに来るのが楽しいし」という瞬間がありました。その時はピカーン!閃き!では全くなくて、むしろ「自分が行きつけてるお店で取り扱ってくれたらいいな」くらいに思っていました。

その会話から実際動き出すまではしばらく先の事になりますが、それが心のどこかに引っかかっていたんですね。自然と「靴下」と頭に浮かびました。

私が「ミケネコと、」を始めようと思った経緯をこうやって改めて書いてみると、本当に全てちょっとしたきっかけやヒントの積み重ねだなぁと実感します。すぐには実らない種かもしれないけど、無意識に大事にしたいと思える事はちゃんと自分の中に残っているんだと気付かされました。「答えは自分の中に」とか「ヒントは身近なところにある」とか"ありがち"なワードにピンと来ない時期もありましたが、実感出来るとそういうことこそ真理よね、なんて思うようになりました。

靴下と私の話はここで終わりです。次回は「靴下」と「猫」が繋がったきっかけのお話を出来たらと思います。

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