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つながる図書館@柿岡が生まれます

「つながる図書館」を作ろうってアイデアと場所が現れて、人に話し始めて、それいいねっていう人たちが出てきて、どうやってできるかなって考えて、体を動かす人たちが集まり始めて、その輪が広がっていって、建物の改築が始まり、今は内装フェーズに差し掛かっています。このタイミングで「今」をまとめておこうと思います。

↑クラウドファンディングやっています!

1.「つながる図書館」ってなあに?

一箱本棚オーナー制度で支えられた民営の図書館です。
本棚オーナーが、自分の持ち棚を好きに利用することによって(本だけじゃなくても展示品を置いたり、貯金箱を置いて販売してもらってもOK)、この場にどんな人が関わっているのか、本人がいない時にも発信する仕掛けになります。
元歯医者さんだった建物(42坪≠140㎡)を現在改築作業中で、およそ20畳の集会室やカフェ営業可能なキッチン、前庭、コミュニティガーデン、20台〜の駐車場が併設します。集会室では、各種ワークショップやミーティングが行われ、キッチンは単発を含めたカフェオーナーによって営業されていくものと思います。そこに参画する人たちがどう使うか次第で、サービスを提供する側とされる側という関係性ではなくなって、勝手にいろんな企みが膨らんでいくのではないかと想像しています。

お手本は「みんなの図書館さんかく」@焼津

2020年にオープンした「みんなの図書館さんかく」の企みの面白さは、瞬く間に広まって、現在、全国に40館が既に開館しており、みんとしょネットワークというみんなの図書館同士の繋がりも生まれています。「つながる図書館」(茨城県石岡市柿岡に建設中)も、2023年3月に仲間入りを果たします。

2. どこにあるの?

茨城県石岡市、旧八郷町の中心部、柿岡商店街の端っこで、バス停「柿岡車庫」(関東鉄道バスがJR石岡駅と結ぶバスの始発=終点)の目の前にあります。つながる図書館(茨城県石岡市柿岡3431-5


みかんの北限、りんごの南限と言われる土地柄で、年中果物が採れます。農業が盛ん。国内の有機農業のメッカの一つでもあります(JAに有機部会があるのはここだけとか?)。筑波山系の山並みに三方を囲まれた八郷盆地は、パラグライダー、ハンググライダー等スカイスポーツも国内有数の好条件が揃った地形で、お天気が良い時は、空を散策する人たちの姿が空を彩ります。上から見る景色も絶景(広葉樹がブロッコリーに見えます)。霞ヶ浦からの水運もあったおかげか、肥沃な大地に古代から人が住んでいたようで、地面を掘ると土器や石器が出土する土地柄で、古墳もあります(近くに丸山古墳、少し離れて舟塚山古墳)。


3. どんな人が関わってるの?

2021年秋に、言い出しっぺのこの指止まれに反応して、オンライン含むワークショップを企画・参加したり、現地での対面のワークショップに参加してくれた人たち、つながる図書館の建設記録動画を作ろう!というオンラインプロジェクトに参加してくれた人たちを中心に、建物の調査・検査を含め、準備に半年ほどかけた後、2022年3月から建物の解体を開始しました。その後、二週間に一回、作業イベントを立てては声をかけ、参加してくれてる人がさらに友人を連れてきて、という形で毎回コンスタントに10名〜25名くらいの人が参加してくれています。11月に断熱して床を貼り始めたタイミングで、2週間に一回のペースでは間に合わないことが明確になり、毎週末に作業をするようになっています。作業に参加している人は、近所の人から近隣市町村、遠くは関東一円くらいまで、なんらかのご縁があった人たちが関わってくれています。

4.クラウドファンディングで何するの?

目的は大きく三つあります。

建築資金

一つ目は、建築資金のこと。作業イベントが25回を超え、のべ400人以上がすでに参加していて、大人数での建設作業が進んでいるところですが、設備や建築資材等、購入する必要があるものがあります。(ペンキや材木等、たくさん物品の寄贈もいただいていますし、プロボノで参加してくれている人たちのお陰でびっくりするほど低予算で進んでいますが、全ては賄えていません)それらのコスト・資材の購入費用を、クラウドファンディングで調達すると言うのが一つ目の目的です。

より多くの人たちに知ってもらう

二つ目は、オープンする前のこのタイミングで、この「つながる図書館」が建設中であることを、より多くの人たちに知ってもらうと言うこと。クラウドファンディングをやっている旨のプレスリリースを打ったおかげで、茨城新聞(1/19)、東京新聞(1/28)に朝日新聞(2/15)取材記事を掲載していただき、ラヂオ筑波にて、#What_tkb という番組にゲスト出演しました。茨城放送Music State(2/13月)、ほっとボイス(3/13)にも出演がさせてもらいました。

関わってくれる人たちが交流する場が始まる

三つ目は、図書館オープンの前に、一箱本棚オーナーや、リターン提供等ですでに関わってくれる人たちが交流する場が始まること。特にプレオープンデーの3月11日(土)、12日(日)には、クラウドファンディングのリターンをお渡しする日でもあるので、ワークショップに参加したり、この日だけのスペシャル企画、未来のカフェオーナーさんたちのコラボ「デザートプレートと自家焙煎コーヒー」や、ワークショップ等を通して出会いがあると思います。この二日間は、つながる図書館の説明会も設定しますので、その時間には、何をしようとしているのか、という話も聞いてもらえたらと思っています。


5.どう参画できるの?

いくつかの方法があります。

建築作業の現場に行く

一つは、現在行なっている建築作業の現場に来てもらうこと。小学生も幼稚園生も大工作業をやったことのない人も来てくださいますが、細々としたことから、力仕事まで、いろんな仕事が日替わりであります。基本的に「やってみたい」ということをやってみる場として動いていますので、遠慮せずにやってみたい、を実現してください。やってみると慣れてきて、やれるようになっていきます。慣れた頃に終わっちゃうんですけどね(笑)。

一箱本棚オーナーになる

もう一つは、一箱本棚オーナーになっていただくことです。2000円/月で、一箱分の本棚スペースを借りていただいて、その箱の中を自己表現のために使っていただくことが、場への貢献にもなり、楽しいところだと思います。

集会室を貸りる

一箱本棚オーナーになることで、月に一回4時間まで集会室を貸りる権利もくっついてきますので、ミーティングしてもよし、ワークショップを主催してもらってもよし、勉強会や読書会をしていただいてもよし、と更に場が開き、人の輪が広がっていくことに参画してもらうことができます。(オープン当初は一箱本棚オーナーさんが集会室を使い始める、というところからスタートしますが、様子を見て、集会室を利用するだけの参画の仕方も出てくるかもしれません)

カフェオーナーになる

カフェオーナーになる、という選択肢もありますが、立ち上げ当初は、一箱本棚オーナーさんの中からお試しで始めてみたいと思っています。

6.参加するだけでもいい?

利用者登録をして本を借りる

まずは参加するところから、という方も多いのかもしれません。初回のみ利用者登録300円をしていただけたら、本を借りることができます。

ワークショップ等に参加する

集会室で開催されるワークショップ等をチェックしていただいて、興味のあることに参加することで、何か新しいプロジェクトが動き出すかもしれません。

寄付する

クラウドファンディングやその他のタイミングで、維持管理のために体を動かしたり、寄付していただいたりも大歓迎です。


7.今後のスケジュール

2月26日(日)クラウドファンディング最終日

  • 夜にオンラインカウントダウンイベントやります

3月11日(土) プレオープンデー


3月12日(日)プレオープンデー

  • 説明会

  • フェルデンクライスATM

  • あずま袋作りWS

  • 八郷留学の竹でバウムクーヘンを作ろう

  • ヤミィのあなたの好きな絵本演ります

  • 徳田太郎のファリテーション基本の「き」


3月25日(土)グランドオープン

イベント詳細はこの後発表しますが、みんなの図書館さんかくの土肥潤也さんが、出たばかりの新刊『わたしのコミュニティスペースのつくりかた』を携えて午後、やってきます。

『参加型社会宣言』『企画書』『森を見る力』『深呼吸する言葉』等の著書のある橘川幸夫さん(雑誌『ロッキンオン』『ポンプ』の立ち上げ人)も、来館予定。こちらも新刊『コロナが何をしたか』を執筆中

8.営業時間予定

月〜金 11:00〜14:00 をオープン当初は予定しています。不定期ですので、ご確認ください。徐々にそれ以外のタイミングにオープンできるようになっていけばと思います。

9.地図

つながる図書館(茨城県石岡市柿岡3431-5


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