マガジンのカバー画像

ALOHADESIGN JOBS

67
ALOHA DESIGN Tsutomu Kinoshita DESIGN WORKS
運営しているクリエイター

記事一覧

その本を幸せにするデザイン

僕は仕事でデザインをしています。 というか、それが僕が生業とするお仕事なわけです。 仕事なので、クライアントが望む形に整えたり、 成果やブランディングにつながることを想像させるに足り得るものを クライアントに提供するというのはいわばマストであり、 言ってみればそれこそが 僕の仕事の本質だと言って差し支えないものだったりします。 デザインはクリエイティブな仕事なんだと 簡単に一括りにされることもありますが、 僕の仕事は商業デザインというクリエイティブであって 自由に制約なく表

最新のZINEは、静謐な夏の海辺の写真集

夏の海。 エネルギーと喜びに溢れて、 幸せな歓声や喧騒に満ちたビーチはとても愛しく華やかなものです。 家族連れ。 カップル。 友人同士。 一人のんびり。。。 自由なスタイルで自由な時間を自由に楽しむのが夏の海辺のシーンですよね。 そんなみんなの海になった夏の海辺は大好きですよ。 ハッピー・オーラ満載で僕もそのエネルギーをお裾分けしてもらえてるような気になれますからね。 でも、夏とはいえ、みんなの海ではないビーチも実はあるんです。 静かで、穏やかで、地元の人が海とふれあい

カッコよく生きるZINEが出来ました!

新しいZINEを作りました。 今度はなんと、あのアロさんがイラスト本を作っちゃった、というお話なんです。笑 「FATMEN ON THE WAVE」という、オール描き下ろしイラストレーションで、「太っちょがなんだ!要はカッコよければいいんだろ!」をテーマに「真にかっこよく生きる」をデザインしたグラフィック・デザイン・ブックです。 **** この企画は、実は10年ほど前から持ってました。 でもそれはZINEの企画ではなく、歌の歌詞のアイデアでした。 当時は「Fatman

自己肯定

ティーンから20代前半くらいまでの自分のあの若い頃。 この年齢になって今振り返ってみると あの得体の知れない焦燥や不満や 抑えられない怒りのようなものは 一体なんだったのだろうと思うことがあります。 多分思うに 学校や社会の中で子供扱いされながら、 大人の定めたルールに則って生きてゆかなければならないという あのどうにも窮屈な枠組みが 反抗心や拒絶反応につながっていたことは明白で やりたくないことを生きるための必須として強要される状況とか 自分が自分であるための何かをまだ見

「夏の印」しおりシートを作りました。

先月末に「初めてのZINEを作ってみました」という報告をさせてもらいました。 複数のSNSで報告したりして、ありがたいことに興味を持っていただけた何人かの方が購入してくれたり、まったく知らない人が何人か通販サイトで見つけて興味を持って購入してくれました。 でも、偶然にこのZINEを見つけてくれるとか、SNS上でお付き合いがあるからといって何かを購入してくれるくらい僕に興味を持っていただける方はそう多くないのが現実なわけでね。w まあまあ想像してた通りまったく売れることはな

初めてのZINEとリトルプレスレーベルを作ってみた。

ALOHADESIGNオリジナルのZINEを初めて作ってみました。 まあ趣味みたいなモノなのであまりお金もかけられない制作なんですけどね。笑 表紙回り込みで28Pオールカラー。 今同時に3タイトル制作中なんですけど、まずは第一弾としてその中の一つを印刷製本しました。 初めてのZINE制作なので一番シンプルでオーソドックスな装丁のZINEにしてみました。 『うみまちせねりー 〜海と生きてゆく。』 判型:A5T/ページ数:28P/カラー:4C 1,650円(税込) ***

「人」と「場所」と「想い」

世界各地からお届けする 「人」と「場所」と「想い」が奏でる日々の生活の柄を綴ったWEBマガジンStay Salty のvol.37 をリリースしました。 人は所詮、 あれやこれやどうだああだと 様々な場所で括られ定義され語られるとは思いますが、 当たり前のことだけど、 人にはそれぞれ本人だけの生きてきた道があって、 辿り着いた(着いてた)(着いてしまった)場所があって、 そして今そこにそれぞれ立っているわけでね。 その一人一人が思いを馳せ、巡らせ、 逡巡の果て踏み出してき

妖怪の図鑑を作りました。

妖怪の本を作りましたよ。 全ページ細部にわたってデザインしました。 『進化がわかる 妖怪図鑑 ー妖怪はこうして生まれたー』 オールカラーの144P。 著者は『ざんねんないきもの事典』『続ざんねんないきもの事典』『わけあって絶滅しました』(シリーズ)で有名な丸山貴史氏です。 妖怪がどうやって生まれたのかをイラストをふんだんに使って、イメージしやすく謎解きした妖怪図鑑です。 総勢48体の妖怪の解説をメインに、関連する他の妖怪やその時代・環境なども解説。それぞれの妖怪が生まれた

Perfect Some Rays

新曲がようやく完成しました! 『Perfect Some Rays』 とにかく日光浴をしとけばいいんじゃね?という曲を書きたいと思って作りました。笑 **** 歌詞というのは不思議なもので、 着地点を設定しながら書き始めるんだけれども、 書いてる途中なのに書きたかったタッチやベクトルとは少し違うものになってゆくことがあります。 もちろん歌詞というのは実体験が全てではありません。 シチュエーションを描写する歌詞や、 エモーショナルな内面の想いを描く場合もありますが、 全て

ALOHADESIGNの自己紹介

今回は「自己紹介」というNote企画に乗って、自分がどんなデザインをやっってきたかをご紹介したいと思います。笑 「ALOHADESIGN」という屋号で、もう30年近くもデザイナー業を頑張ってる木ノ下努と申します。 拠点は神奈川・湘南ですが、案件自体は都内を中心にさまざまな方面と活動をしています。 書籍や雑誌、広報誌や企業誌やパンフレットなどのエディトリアル・デザインをメインにやってきましたし、WEBや動画なども手掛けてきました。 また、仕事ではありませんが、 楽曲をコ

クリエイティブの死

デザイナー側から見た 広報媒体や広告界隈でよくある話です。w 結局のところ、他の意見や思惑で、「これいいですよね!これで行きましょう!!」という担当者とデザイナーの仕事ベクトルじゃなくなるなら、もうその案件はもうダメなんだということなんですよね。 **** デザイナーと担当者がいいと思ったものには、さまざまな要因で命が吹き込まれます。 その媒体自体が枝葉を付けて、作り始めよりもさらに素敵なクリエイティブに育ってゆくことがあるのです。 そうなる条件として、やはりクリエイテ

冬を越えてきた旅人たちのこと

長い冬がようやく終わりを告げて、一気に春爛漫となりました。 寒い冬を越えてきた旅人たちを癒し力づけた満開の桜が散れば、いよいよ夏の入り口となるわけです。 浜に集う人々の表情も、冬のそれとは明らかに違う明るさが滲み出ていますからね。 世の中がポジティブなオーラに包まれ始める素敵な季節の到来となりました。 **** 今年の冬は特に閉塞感というか、なんかとても我慢しながら耐え忍んで過ごしてきたような印象があります。 個人的な感覚なので、世の中そうでしたよね?という話ではあり

永遠に夏至に向かう

夏至に向かっている時期はとても素敵で愛おしいと思うのです。 僕は夏が大好きだから、夏に向かうその道程は、光に溢れ、すべての生命が躍動するあの眩い季節へ続く文字通り陽の道、光の道なんだと思っているんですよね。笑 毎年、永遠に夏至に向かっていればいいのに。 なのに夏至が過ぎれば冬至に向かうしかないなんてなんてつまらない世界なのかとがっかりして意気消沈してその瞳から精は失われてゆくのです。。。 なのでせめて、永遠に夏至に向かうかのような風情で生きてゆこうかと思う次第でなのでご

Blessed By

半年かかった新曲をようやくリリースしました。笑 今回の曲はアップテンポ。 少しだけラテンっぽい要素を散りばめた曲になりました。 例によってシンコペーションを多用したリズム感溢れる楽曲ですが、それはそれで苦労も絶えなかったわけでね。笑 心の中ではマイケル・ジャクソンの『Smooth Criminal』バリにキビキビハキハキと、なんならフレーズ間にハッとかウッとかのキレのいい吐息なんぞも織り交ぜて歌ってる感じで演ってるのですが、いやはや寄る年波には勝てないというかなんというか。