大学独自の特別奨学生のおすすめ

大学進学費用

大学進学にかかる費用は、私立か国公立か、文系学部か理系学部か、
理系でも医学部医科・歯学部かそれ以外の理系か、自宅から通えるか
下宿しなければならないか、下宿でも大学の付属の寮か親族の家に
下宿できるか民間アパートを借りるかで、かかる費用は変わってきます。

経済状況の急変

経済状況は、保護者の勤め先の状況急変や保護者の健康状況の急変、
天災による被害など、予想できない形で急に変わり、大学進学そのもの
を変更しなければならないこともあります。そんなときでも、世の中には
いろいろな救済方法がありますので、諦めないで下さい。

大学独自の奨学金や給付金制度

一般的には、大学卒業後に返済義務がある貸与型奨学金(有利子と無利子の
2種類)と返済義務のない給付型奨学金がありますが、詳しくは、日本学生支援機構のHPをご参照下さい。私がお勧めするのは、大学が独自に設けている授業料免除になる特別奨学生です。

大学によって名称が異なりますが、給付奨学金や特別奨学生・資格特待生などの名称で、少人数ですが募集しています。試験の時期は、推薦入学と同じような時期に独自の学力試験(ミニ入試)をする、一般入試と同じ日程・同じ試験で選抜試験を行うところがあります。

特別奨学生は、募集する人数も少ないので、激戦になると思いますが、挑戦する価値はあります。どうしても特別奨学生になりたいなら、不満を感じるかもしれませんが、少々難易度を落とした大学を選ぶのも1つの手です。

資格特待生は、大学が指定する資格を保持していることが条件で、学費の全額というわけではなく、授業料の一部や半額を免除するというものです。

ここで、注意しておく必要があるのが、免除の対象を確認です。授業料だけなのか、入学金も免除なのか、施設設備費も入るのかが大事です。というのも、施設設備費(相場は20万~30万円)は、大学が建物を維持するための光熱費や冷暖房費を賄うもので、これも免除にするところとしないところがありますので、注意して下さい。免除になっていなければ、4年間これだけは、払わなくてはなりません。

特別奨学生は入学後も努力が必要

たとえ特別奨学生になれたとしても、大体は1年か2年の権利であって、その後は成績が上位〇%にいることとか、大学の成績評価であるGPAの指定がある所もありますので、各大学のHPで確認しておきましょう。

資格特待生は、3年進級時までに英検準1級やTOEICの指定されたスコアを獲得しないと、特待生の資格が維持できなる等の条件が課されています。

一見厳しいように思うかもしれませんが、授業料免除などの特典を得るということは、日々の努力と引き換えになるのです。ただし、就職を考えたら、成績は良い方がいいし、資格も持っていた方が有利になります。何よりも
特待生であるということは、企業から見れば”努力をする人”だと安心できる要素にもなります。

皆様のお役に立てれば、幸いです。

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