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アフターコロナに世界が注目するのは女性?米国ハリス新副大統領就任からみる女性とアジア・アフリカ圏台頭の兆し

こんにちは!アルマ・クリエイション若手マーケッターの水落です!

この記事の掲載元である『日経MJ』は、日本経済新聞社が発行している消費と流通、マーケティング情報に特化した専門紙。

その中で神田昌典が、2017年より『未来にモテるマーケティング』というコラムを連載中です。

本日は、その中の『ハリス米副大統領がもたらす変化』というテーマの記事を紹介します。


『ハリス米副大統領がもたらす変化』 神田昌典

事業成長をけん引するマーケッターが、時流を読む上で注目したい出来事が、カマラ・ハリス氏の米国副大統領就任である。

結論からいえば、ハリス氏のような人物像は、グローバル市場で自然に受け入れられるためのペルソナになった。

今はコロナ感染者数に一喜一憂しているが、社会がノーマルに戻った時、人々の関心の的になるのはやはり「人」だ。

高齢のバイデン大統領を補佐するハリス副大統領がネットとアナログ双方のメディアで注目されることは、誰もが予想できる。

彼女の一挙一動が全世界に拡散され、グローバル市場ではファッション、生活様式、家族観、キャリア選択に至るまで、知らず知らずのうちにハリス的価値観が浸透するだろう。

彼女のバックグラウンドを踏まえ、マーケッターが考慮すべきポイントは大きく2つある。

ひとつは、より女性に戦略をシフトすることだ。
女性の活躍はますます加速する。

ペンシルベニア大学ウォートンスクールのマウロ・ギレン教授が著した「2030」によれば、世界の富を持つ人のうち、女性の割合は2000年の15%から、2030年には55%に上がるという。

ハリス副大統領の誕生で初の「セカンド・ジェントルマン」が生まれたが、
今後は男性が女性のキャリアを支えるため、仕事をやめることが一般化する可能性がある。

またリモートワークの定着で家庭に仕事が入り込み、ますます女性視点のニーズが増えるだろう。

そんな時代に、顧客ターゲットを女性にシフトできない企業や、経営幹部に女性がいない企業は、急速に時代遅れとみなされ、話題にも上らなくなる。

もうひとつはアジア、アフリカへの戦略シフトだ。

アジア、アフリカは2030年に世界で最も人口が多い地域になり、世界の経済成長の主力エンジンとなるだろう。
ハリス氏が、米国初のアジア系およびアフリカ系副大統領になったことも、その一つの象徴だ。

欧米のグローバル企業は、このエリアの消費者ニーズをしっかり捉えなければならないと躍起だ。

アジア・アフリカに戦略シフトする上で不可欠なのが、ムスリム(イスラム教徒)への理解だ。

ムスリムが最も多い国は中東にはない。インドネシアでその数は2億人だ。
インドやパキスタン、バングラデシュも1億人以上。ムスリムが一番多いのはアジアなのだ。

イスラム文化は日本人にとって縁遠かったが、ネットで距離は縮まっている。

インドネシアやインドでは動画投稿サイト「YouTube」が爆発的に伸び、
これを活用してイスラム文化を理解したり、ムスリムにメッセージを届けたりすることが肝要だ。

以上の話は、大企業はもちろん、小さな企業も無関係ではない。
新型コロナでリアルな世界は分断されたが、バーチャルは逆に融合が始まっている。

私が行っているライブ配信のユーザーも海外在住者が増えている。
自動翻訳で、言語の壁を越えるのも時間の問題だ。

女性副大統領の誕生で始まる未来に適合できるかが、コロナ収束後に残るか消えるかの分水領になる。

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アフターコロナに世界が注目するのは女性?米国ハリス新副大統領就任からみる女性とアジア・アフリカ圏台頭の兆し

いかがでしたか?この記事にもあるように、2021年1月にカマラ・ハリス氏が新たな米国の副大統領に就任しました。

ハリス氏は、アメリカ初の女性副大統領であり、アメリカ初の黒人副大統領。そしてアメリカ初のアジア系の副大統領です。

これが何を意味するかと言えば、アメリカを中心とする欧米社会において、女性の社会進出とアジア・アフリカの台頭を無視できなくなったということ。

今現在は、世界中がコロナショックによって混乱している状況ですが、それも近い未来には確実に終わりを迎えます。

そして、コロナショック後のアフターコロナで真っ先に注目されるのが、この米国発の『女性の社会進出』と『アジア・アフリカ圏の台頭』なのです。

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日本の女性の社会進出の現状と問題点

日本社会では、コロナ禍での女性の正規・非正規雇用者の解雇の数が男性に比べて多いことがわかりました。またそれ以外にも、政治家や芸能界などで、男性の女性蔑視ともとれる失言が連日のように報道されています。

しかし、少子高齢化が進む日本では、これからの労働人口の減少や人手不足を無視することはできません。人生100年時代といわれるなか、女性の平均寿命は男性に比べて長く、健康で豊かな暮らしには、女性が働き続けることも重要だからです。

このような社会の状況や労働市場を考えても、女性が輝き、社会にとってもプラスとなるための必要な対策は早急に行わなければなりません。

では、このような性別の問題が日本特有のものかと言えば決してそうではなく、これからの世界各国での最大の問題も『性別』と『国籍』なのです。

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アフターコロナにおける世界の消費経済の移行

コロナショック後の世界では、世界の消費が欧米からアジア・アフリカ圏へと着実に移行します。

それは世界の人口比からも明らかで、人口減少を続ける欧米諸国と、総人口、若者人口がまだまだ多い広域のアジア諸国やアフリカ諸国を比較するまでもありません。

今回の米国のハリス副大統領の就任は、これらの事情を先読みした人事とみることが賢明です。それは、米国社会への女性進出と、アジア・アフリカ圏の経済成長への布石ともみることができるから。

これからの世界情勢は、今以上に混沌とすることが予想されます。

これまで欧米の白人を中心に安定していた政治経済は縮小を続け、アジア・アフリカ圏を含む様々な人種が入り乱れたグローバルな社会が実現していくでしょう。

またその中で、性別や人種といった壁がどんどん取り払われ、20世紀までの戦争による政治や人種・宗教問題の解決法から脱却するために、理解と融和が必要になるのです。

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新しい世界観への適合がアフターコロナの成功のカギを握る理由

では、なぜこれまでの社会で、女性が政治や経済の舞台で活躍してこなかったのでしょうか?

それは政治や経済、宗教に至るまで、固定概念という大きな壁があったからと言えます。

日本だけでなく、世界中の国で、まだまだ女性の社会進出が出来ていない国や地域は多い。

しかしそれは、女性に実力が無いということではなく、むしろ学力においては女性の方が成績優秀な人材が多いというデータもあります。

ただ単に、政治や仕事の要職は男性が執り行うものという固定概念でしかないのです。

実際に、過去から現在に至るまでの女性指導者には、合理的な判断力と平和的な解決力を兼ね備えた人物が多く、今後の混沌とする世界情勢を、戦争ではなく平和的に乗り切るには女性の指導者の台頭は欠かせないでしょう。

これは何も、政治や経済だけに限ったことではありません。現にリモートワークなどで、男性が自宅で仕事をする機会が増えたことで、女性も男性も関係のない働き方ができる社会になりました。

このことは、男女の性別だけでなく、国籍や人種、宗教をも超越した世界の幕開けでもあるのです。これからの近い将来、国際社会ではこれらの違いを超えた真のグローバル社会が到来します。

そのなかで日本が、いや『あなたが』生き残り、そして成功するためには、これまでの固定概念を消し去り、女性や国籍といった壁を壊して突き進んでいくパワーが必要なのです。

これまでのように、日本の内需だけでは世界経済と戦っていけなくなった今こそ、本当のグローバル化を日本国内からスタートさせる時が来たといえるでしょう。

そんな未来へ向けたグローバルな改革を、アルマ・クリエイションと共につくっていきませんか!

いかがでしたか?もしもあなたが、このnoteでアルマ・クリエイションや弊社代表の神田昌典について興味をもっていただいた方は、ぜひアルマ・クリエイション公式ホームページや、神田昌典公式ホームページを覗いてみてください!

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|アルマ・クリエイション株式会社
www.almacreations.jp


最後までお読みいただきありがとうございます。

それでは、また次回をおたのしみに!


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