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人の体は食べたものに似る「相似の理論」

漢方の考え方に、食べたものに体が似てくるという「相似の理論」(そうじのりろん)というものがあります。

例えば赤ちゃんの食べ物は「母乳」や「ミルク」です。

母乳やミルクは白くて柔らかい、水分が多い食べ物です。

なので、赤ちゃんの体は、白くてふわふわしていて、水分が多いのです。

これは母乳やミルクに似た体つきになっているということだと思います。

人体は70%が水分と言われていますが、赤ちゃんは80%ほどが水分と言われています。
高齢になればなるほど体の水分量は減っていくそうです。

加齢とともに水分を保有する能力が減るのも理由の一つかもしれませんし、食べるもので体内の水分量が変わると思います。

ちなみに私の知人女性で、赤ちゃんのような体型をしている方がいます。
赤ちゃんのようにプクプクとした、水分が多そうな太り方で、肌は真っ白です。

彼女は大酒飲みで、日本酒が大好き。
毎日たくさんの日本酒を飲み、つまみにキュウリなどのヘルシーなものを食べていて、食事量はそれほど多くないのにも関わらず、かなり太っています。

これは日本酒の原料である米が、白くてふわふわとした食べ物であるから、このような体型になると思われます。

そして、パンやパスタ、ピザなどの、精製された白い小麦粉、白い砂糖が入ったものをたくさん食べていた頃の私は、太っていました。

太っていたというより、浮腫んでいました。
太腿やお尻、膝の下、顎の下など、手で掴めるくらいタプタプとしていました。

パンやパスタをやめてからは、面白いほどに、どんどん体重が減りましたが、これは脂肪が減ったというより、浮腫がとれたのだと思います。

単純に5kgほどの、余分な水分が、体から抜けたのでしょう。

小麦粉をたくさん食べていた頃は、やたらと喉が乾いて、水分を多くとっていました。

小麦粉をやめてからは、水分をとる量が減りました。

ちなみに今でも、いただきものの食パンを食べたあとは、やたらと喉が乾きます。

そして水分を多めにとるためなのか、体重も増えます。

つい先日も、頂き物の食パン1斤を2日かけて食べたところ、すぐに2kg増えました。

小麦粉と白い砂糖の組み合わせは、あっという間に体重を増やします。

ちなみに、このように小麦粉と白い砂糖で増えた体重は、MEC(肉、卵、チーズ)ですぐに落ちます。

2日ほどMEC食を徹底すれば、あっという間に2kgは落ちます。
(その間は頻繁に尿意を感じてトイレに何回も行きます。)

なので私は時々、パンやパスタなどの糖質を楽しみ、体重が増えたら、MECで体重を戻すということをやっています。

ちなみに相似の理論に基づいて考えるのならば、肉、卵、チーズは、水分や糖質がほとんど無い引き締まった食べ物なので、体も引き締まってきます。

また人体はほとんどがタンパク質と脂質で出来ているので、MECで動物性のタンパク質と脂質をとるのは吸収が良いのでしょう。

現在、私は実験のために、寝る前にチーズやお肉、バターたっぷりのオムレツなどを食べて寝ていますが、翌朝、体は浮腫んでいません。
体重はもちろん増えていません。

それどころかお尻のタプタプが無くなってきて、少しずつ引き締まってきています。
(※お尻のお肉をとる体操はやっていますが、1日5分程度)

つい1ヶ月ほど前までは、寝る前に食べると太るからと、夜の食事はとりませんでした。
その生活を何年も続けていました。

しかしMECを試してみて、食べるものを選べば太らないということがわかりました。

MECはお腹がすいたらいつでも食べても良いという方法ですから、食べたい欲求を無理やり抑え込まなくて良いので、ほぼストレス無く実践できると思います。

ただ、やはりお肉やチーズやバターたっぷりのオムレツだけだと、胃が重たい感じはあります。

適量の野菜を一緒に食べたり、お腹をスッキリさせたい時には野菜たっぷりのスープや味噌汁などを食べます。

皆がそれぞれに、自分に合ったものをみつけ、工夫をするのが良いと思います。

話が少し逸れてしまいましたが、食べ物を選ぶ時に、相似の理論に基づいて選ぶというのも、ダイエットには有効だと思います。

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