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“これからの時代に必要な力” 小川悠さん

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論 第2回 小川悠さん (2020年5月25日)

クリエイティブリーダシップ特論(第2回)に置いて、一般社団法人i.clubの小川悠さんのお話を伺いました。今回の学びと共感ポイントをレポートします。


小川悠さん 2013年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。東日本大震災をきっかけに、地域における若者の地域離れを実感。その解決のための新たな仕組みづくりを教育と産業創出の掛け合わせを通じて目指すi.clubを2012年(2015年に一般社団法人化)に立ち上げ、統括する。2014年からは自身も修了した東京大学 i.schoolに教職員として携わるなど、高等教育と大学教育の両方から若者へのイノベーション教育の普及に従事する。一般社団法人i.club代表理事、東京大学 i.school アシスタント・ディレクター 

http://innovationclub.jp/about/

一般社団法人i.clubとは? 若者の地域離れ、地域産業の衰退を解決することをミッションとして活動をされている。地域における学生(特に高校生中心に)地域のリソースを活用しイノベーションを提案する教育プログラムを展開されている。高校生からの提案を地域の大人と連携して実現化させることを目指している・・・ 


これからの時代に必要な力とは?

VUCAの時代!大変興味深いテーマについてご講義を頂きました。これからの時代に必要な力とは・・・


「好きなことで、生きていく」

好きなことで生きていくには、自分の旗を立てる力が必要であること。そして、自分の旗を立てる為には、自分の好きから生まれる問いをたてられる力が必要であることを教えてくれました。誰も立てていない場所に旗を立てる事、これこそがこれからの時代に必要となる力!!

小川さんが考えるイノベーションとは?

イノベーションとは、人々の行動、習慣、価値観を変化させる新しいアイデアを生み出すこと。そして、新しい未来を創ること。(小川さん)

具体的な事例として、「ジョセササイズ」の事例もご紹介頂きました。除雪は労働ではなくエクササイズという新たな価値観を提案されました。辛い除雪作業をを楽しさに変え、人々の行動変容、価値観を変化させた事例でした。多様なイノベーションの定義が世の中に存在する中で、小川のイノベーションの定義は分かりやすい内容でもありました。

アイデアを出せる人は、才能やセンスよりも作法を持っている(小川さん)

クリエイターの条件についても言及をされていました。先天的な能力ではなく、後天的に獲得できる作法であることを、今回の小川さんの話から学び取ることができた。小川さんのご講演はとても分かりやすく、教育に従事する人間として大変参考になる事例が多かったです。

これからの時代に必要な力は、好きなことで生きていく力をつけること、自分の好きから生まれる問いをたてられる力!我々企業人に置いても、考えさせられる部分が多かったです・・・ 貴重なご講演を有難うございました。