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いつからか思ってた、時々気づいてた。


この曲とわかった人はいるだろうか?

好きな曲。LIVEにも足繁く通った程に。


それは置いておいて...

自分の変化には自分ではなかなか気づけない。って話。

それでも他者のそれには敏感に気づくのはなぜだろうと不思議になる。


当時の空気感が好きだったけれど、今は好きじゃない。とかは間違いなくあるよね。(勿論、逆も然りだ。)

自分が学生の頃過ごした街だって、成長して当時のような熱量や情熱で過ごせないし、通っていたお店も店員さんが変わっていれば別物になっているだろうし。

相手が変化したからか?自分が変わったからか?これがなかなかわからない。

僕の好きなサッカーにしても、昔の弱くとも戦える集団の勝ち負けに一喜一憂できたし、スピリット、DNAを理解して身を粉にして統率されるチームが好きだった。それが同じチームを応援していても今は変に洗練されすぎて、個性がなくなっているように思えて皆が優等生集団に感じることも増えた。

変化は受け入れていくことでしか進めないのは痛感する、その現状について行けていない自分が悪いのだろう。僕が楽しめていないその対象を楽しむ人も対極にいることは事実だしね。

何かを虐げて、卑下するのはマウントっていう側面だけではなく、自分の価値観牽いては生存本能の防衛、過去の美化に依る所が大きいのかな。

サッカーだけではなく、何かを続けていれば岐路に直面するのは純然たる事実だね。それが人との営みや付き合いだとなおのことだ。たとえ両親や家族であろうともね。

自分が守っていきたいものを守る保全と、生き抜いていくための変化に対応せざるを得ない義務に苛まれる。

また、昔面白いと思っていた映画、昔好きだった食べ物、飲み物、昔好きだった人 これらが必ずしも今も好きかと問われるとそれは疑問符があるよ。

何かを当時のように同じ熱量で愛し続けることは不可能でないかもしれないが、些か困難なことであると僕は思っている。

僕も20代の後半にさしかかろうとする年代で、いろんなことを思うし考える。

20,30代での独り身と40,50代その先の独り身の重さは違う。

ガキの頃は1万円が大金であったけれど、いつからかその価値観が変化していくように...(1万円の価値自体に変化はないんだけどね。)

だから人付き合いを好き嫌いで関係維持していくことは実は合理的ではないのかもしれないと思ってきた。減点方式で人を選り好みするのも違う。

利害関係抜きに年を重ねて出会い、付き合い、維持していくことは難しい。

そんな場や環境ってこの先幾つあるかな?変にセンチになることはないけれど、価値尺度や物差しが増えれば増えるほど、人は悩むようにできてる。

地元で幼馴染が結婚して幸せそうに過ごしているように見えるのは、そういうことだろうね。

少しマニアックな話にはなるが、アルゴリズム的な思考でいくと、最高のパートナーと結婚するには、数多くの出会いを重ねてどんな人といつ結婚すべきか?という実験の結果がある。

26.1歳を超えると、その先で出会い付き合う人と結婚すべきだと。(最適停止理論、秘書問題と言われる事象だ。)

より良い条件の人と付き合い結婚することが人生のゴールであるわけではないし、手段の目的化になって人生の意義とか意味とかを霞ませていることに本人は気づけない。人生生きている限りこの最適停止問題との戦いなのだ。

幸せの定義とか定量を知ることが大切なんだよね、実は。
ここを誤ると、例え最高の条件の伴侶と結婚しても不思議と満たされない不幸せ感があるし、これで正解だったと暗示をかけて生きていくことになる。

"どこまで行くのか、いつまで留まるのか、いつ始めるのか、いつまでやるのか"

"やめるとき"この美学がないと生きてる意味がない。

目の前の事物を純粋に楽しめないのならば、もう一度価値観と好きの定義を再構築しないといけない。


昔、こんなことを誰かに言われたことがある。

"現状に対する不満は様々な側面がある。

 ・自分の成長への欲求 

 ・付き合う人のライフステージが変わったこと

この二つが大きいと思う。"


"変わってしまったね"と言われることも増えた。

"男子、三日会わざれば刮目して見よ。"という故事成語が示すように人は日々変化している。趣味趣向は絶えず経験に裏打ちされる限り変化し滞留することはない。

知識や経験が増えれば増えるほど、僕は新しいことにトライしたくなる。一面、一義的な側面でしか今まで物事に接すことができていなかったから故に、新たに獲得した知恵のおかげで異なったアプローチができるようになるのは知的好奇心をくすぐる最大の理由だ。

何を言いたいかのか?自分でもわからない。

でも、つまる所この不思議な気づきは生きていく上で絶えず直面する感覚なんだ。


この世で生きるのは一度きりだと思う。

だから、どんな善行をするにしても、誰に対してどんな親切をするにしても、今やらせてほしい。

先送りしたり放置したりさせないでほしい。

この道を再び通ることはないのだから。

ースティーヴン・グルレ




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