1ヶ月ほど過ぎてしまったけれど、母の日の話を。
2017年の母の日は、5月14日。
朝、居並ぶこたちを眺めて、当たり前過ぎることなのだが、新鮮に心に飛び込んできたものがあった。
このこたちが無事産まれて元気でいてくれるから、私は母でいられるのだ。私ひとりでは勿論、夫がいてくれるだけでは母にはなれない。
『こどもがいるから母』そのこと自体は至極当然だが、『こどもがお腹にやってきて、無事産まれて、元気でいてくれる』ということは、当然ではないのだ。
息子たちは亡き叔母が授けてくれたと信じている。長男の時は、既に他界していた叔母が可愛い男の赤ちゃんを連れてうちに遊びに来た夢を見た。その直後に妊娠が判った。次男の時は、やはり夢の中で叔母が『次も男の子だよ』と教えてくれた。
職場の対人関係に強いストレスを感じていた頃、なかなか赤ちゃんはやって来なかった。
上司が変わり、ストレスから解放され程なくして、夢を見て、妊娠が判明した時の喜びは今でも覚えている。
母の日は、こどもから母に日頃の感謝を伝える日とされているけれど、母からこどもに感謝を伝える日であってもいいのではないか。大きな変化なく、また今年もこの日を迎えられたことを。
母の日の朝に急にそんなことを思い、こどもたちを膝に乗せ『ありがとう』と伝えた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?