北海道独立宣言「地元密着の餃子チェーン店」
日本の餃子は中華圏で主流の水餃子ではなく焼き餃子が主流になっていますが日本で独自に進化して今ではれっきとした日本食として定着していています。
その始まりは栃木県宇都宮市という説が有力ですが静岡県では静岡市と浜松市が名実とも餃子王国宇都宮を凌ぐほどの餃子の街となるなど、全国には餃子をご当地グルメとして売り出している都市がたくさんあります。
また餃子の王将、大阪王将、珉珉、宇都宮みんみん、ホワイト餃子店など餃子を専門、あるいは主力メニューとする外食チェーン店が日本全国にあり、日本人の餃子好きがうかがえるのです。
残念ながら北海道には餃子の街や餃子をご当地グルメとしようというムーブメントは見当たりませんが、札幌には札幌っ子なら誰でも知っていてソウルフード的な餃子チェーン店が存在します。
その名前は「みよしのぎょうざ」です。
創業は大正初期で狸小路で大衆食堂「美よし野」としてスタートし1967年(昭和42年)5月に餃子専門店「みよしの」3条店を開業すると餃子専門とする競合店が少なく安価のため1970年代半ば頃から人気餃子チェーン店となり1990年代に吉野家などの一連の牛丼チェーン店が道内に浸透するまでは、揺るぎない支持を得ました。
1977年(昭和52年)10月には「みよしのカレー」が販売開始され現在でも名物メニューとして人気のある餃子をトッピングしたカレーライス「ぎょうざカレー」がヒット商品になりました。
ちなみに主力メニューの「餃子」は6個税込215円「餃子定食」税込480円「みよしのカレー」は税込340円「ぎょうざカレー」はカレーの上に餃子3個で税込440円です。
現在では旭川、苫小牧、千歳、恵庭に5店舗ある以外は札幌市内に特化したチェーン展開をしていて20店舗が札幌市内で営業しています。
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