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【活動報告】栄養サミット@日本

4年に一度、オリパラ開催国にて開催されてきた栄養サミット

■わたしのこと
正社員をやめるきっかけというか、自分なりの理由の1つは、この「栄養サミットに日本で参加したくて」だったなぁ。

■SDGs
2030年といえば、15年間に及ぶ開発目標である「SDGs」の達成年!!だけど、飢餓の撲滅に対する目標達成まではほど遠い。。。

■栄養課題捉え方
潮流のようなことを話すと、そんなに遠くない昔、MDGs策定前くらいかな、その頃は「栄養課題」は「保健課題」の中の1つと捉えられて、公的セクター(学校・病院・保健所など)の取り組み強化が世界各国で騒がれ始めた。

しかーし、栄養課題の原因を分析していく中で、人々の口の中に入る「食材の栄養や質」についても問われるようになり、農家さんなど生産者さんの協力・理解が不可欠であることがわかった。

そして「食物の安心で安全で明確な流通」までもが必要であると判明し、食品メーカー・運送会社・加工会社・保存システムメーカーなどなど、つまりは企業の皆さんの協力・理解が不可欠であるということなのだ。

もはや、保健の枠を超えた「栄養課題」として、ここ10年くらいセンスのよく気づいた人から課題感を持ってできることから取り組んでおられる。

■問われる企業の未来を見据えるセンス
最近栄養サミットの記念講演やイベント、寄せられた文章などを拝見し、とても残念で悔しくて無力感を感じる時があった。それは、食品メーカーさんが誇らしげに自社商品の宣伝文章を過去の功績と共に読み上げている時だった。

「戦後で貧しい時代に安価で美味しい食品を国民に届けてきた」ことに対しては、本当に感謝でしかない。きっとその時代の優先すべき優しい企業活動だったのだろう。会社も栄えて雇用も拡大し経済を回し貧困を削減し飢餓までなくせたんだもの、すばらしい功績です。

今や未来を語れたないって結構日本的だなと感じました。また、今の社会状況や国民の健康状態を考えたら、もっとできることがあるよね。というか、違うことする必要あるんじゃないか?とも、思ってしまった。

思っただけで、身の丈ほどの微々たることしかできない自分の無力さったらふふふーむってなりながら、自分にできることを頑張ろうと思ったんだ。

■企業さんに考えて欲しいコト
アレルギー対応の商品開発もいいけれど、それって対処療法とか短期的視点だと思ってて、アレルギーの原因は化学添加物の乱用や不確立した遺伝子組み換え食品の乱用とも言われているのだから、それらを使わない商品の開発とか言って欲しいくらいでした。これぞフードダイバーシティの拡大!
(もちろん、食の安全とうたって食品ロスやアニマルウェルフェアや遺伝子組み換え食品&化学添加物不使用をコミットメントとして発表されている素敵な企業さんもいるんだぜーーー♡)

あと、無駄に遺伝子組み換えをして品質改良を目指すよりも、非化学肥料や戦前の伝統的なオーガニック栽培の手法を取り戻せさえすれば、野菜の栄養価も4倍から7倍にも上がるというデータもあるんですけど、なぜそれでも安易に全ての野菜を遺伝子組み換えようとするのだろう。。。
(無駄には遺伝子組み換えず、きちんと精査して、農業を中心とした栄養改善モデルを確立しようとしている組織もあって、オルスタも応援させてもらっているんだよーーー♡)

経営的には経費がかさむので、会社が潰れて職を失った国民が貧困に陥るとか、心に余裕がなくなって治安が悪くなるとかは避けたいとことだと思うし、そこらへんの事情も非常によく理解しているけど、「覚悟が足りないよ」「自分の大事な人にも胸を張って進められる商品作ろうよ」って思ってしまうんです。「コストが。。。」とか経営者目線の発言は、正当化された言い訳にきこえちゃって、「あんた経営者の前に人間だろうが」って、内心思っちゃうのは私が未熟者だからかもしれません。。。

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12月12日は、オルスタが法人格を取得した日です。

当時作成したWebページをいい加減リニューアルしようと思っています。こちらnoteの活用ももっとしていきますよー。お楽しみに!!

<Webページ掲載中の代表挨拶>
”社会”の最小単位は”家族”小さな社会がみんなHAPPYだったら世界平和だ!

わたしたちは栄養素ベースでの思考の枠を超え、食の営みを「生産・加工・流通・調理・食卓づくり・保存・廃棄」という一連のつながりで捉えています。ご家庭に対して他機関(行政、民間企業、個人、医療機関、教育機関)と力を合わせながら、個々の能力が最大限に引き出されるようなHAPPY作りに励んでいます。

Posted by 太田 旭

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