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小学校英語専科 書くことの指導

書くことの指導はどのように行ったら良いのでしょう。今回は、思考を働かせながら書く活動をご紹介します。

6年生では、自作したワークシートを活用し、なぞり書きや写し書きをしています。授業の最後に、ターゲットセンテンスを用いた文で、自分のことを書いて表現し、積み重ねていきます。

このワークシートの2の活動では、既習を活かして詳しく理由を与えることにフォーカスしています。ですので、ここにはカタカナで書いても日本語で書いても良いと伝えます。考えをもつための手立てとして位置付けています。これまでの積み重ねを活かして、英語で書く児童も多くいます。

そして、次の授業の前半に、既習を思い出す書く活動を行っています。

このワークシートは旧教材We Canの時のワークシートです。使いやすいので今でも使っています。

書く活動を効果的に行うために、音や意味を意識させながら書く行うようにしています。
ただなぞり書きをしたり、写し書きをするだけでは、高学年児童の知的好奇心を満たすには物足りないと考えるからです。

思考を働かせながら書く活動を意識しています。

実際の指導をご紹介します。

中学校で楽しみたい行事と理由を伝える発表をイメージできるように配慮して、書く活動を行います。

子どもたちには、

「先生がそのことについて話しているうちに、単語をなぞり書きしてね。早く書ける人は、そのことを話している間に何度もなぞってね。」

と伝えます。

Sports Day. Sports Day.
I want to enjoy our Sports Day.
I’m good at running.
It’s fun. 

Graduation Ceremony. Graduation Ceremony.
What school event do you want to enjoy? 
I want to enjoy our Graduation Ceremony.
I like our school.
I have good memories. 

このような教師の音声を聞きながら、書いていきます。
まとまった話の意味を考えたり、文字の音を意識したりしながら書く活動を行なっていきます。

このように、書くことだけ行うのではなく、聞くことと書くことを連動して行うことで、読むことにもつながっていきます。また、理由を詳しく述べながら話すことにもつながります。

東京書籍 New Horizon Elementary の単元の指導案、ワークシートを添付します。

小学校での書くことの指導は、始まったばかりです。皆さんと情報交換をして、子どもたちの未来に活きる小学校英語教育にして行けたらと思います。

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