日産新型リーフの乗り心地を徹底評価。メリット・デメリットを解説します
大きな人気をあつめる100%電気自動車の日産リーフ。
スポーティーで流れるようなボディーラインや加速性能に加え、日産・リーフの一つの大きな特徴として、乗り心地の良さを挙げる声が目立ちます。
今回はリーフの乗り心地をあらゆる角度から評価しました。
電気自動車(EV)の乗り心地や走りってどうなの?という方にも参考になる内容になっています。
最後はメリット・デメリットをまとめているのでご参考下さい。
室内空間は高級感があって広々。ただ、座高をデメリットに挙げる声も
まず、新型リーフの室内空間は、後席座席にもゆったりとしたスペースを確保し、のびやかに車内で過ごすことができます。
内装は高級感とほどよい重厚感があり、はじめて電動自転車に乗った方でも違和感なく安心して乗れる室内空間が大きなメリットになっています。
その日産・リーフの乗車人数は大人5人。
後部座席は大人3人が乗っても余裕があり、広々としているので窮屈さを感じません。
あえてデメリットを挙げるとすれば、後席は座高が高いことで、170cm後半ではやや圧迫感を感じる、乗り心地が悪いという声が出ています。
全体としては後席の座高を除けば、室内空間は良好と言えるでしょう。
シートの質感、乗り心地は申し分なし
リーフのシートはバリエーションが充実し、カラー5種類、素材は3種類から選べます。
ブラックはシックで落ち着いた色になっていて、エアリーグレーは温かみのあるカラーで車内がパッと明るくなります。
またシートのメイン部分は異なる太さのラインが組み合わさり、オシャレで上品な印象です。
素材は、全グレードに織物を採用しているので触り心地もよく、メーカーオプションで本革も選ぶことができます。
★シートの座り心地もよい。疲労感が残らないシート設計
シートの座り心地は、クッション性が高く、腰やお尻への負担が少ないのが特徴です。
長距離でも安心して運転することができるように設計されています。
長距離運転でも疲労感が残らず、車を沢山走らせたい方にはうってつけと言えます。
また、ステアリングヒーターや前席クイックコンフォートシートヒーター付きシート、後席クッションヒーターなど、体に触れる部分を温めてくれるので、冬場の寒い日も温かく過ごすことができます。
シートの質感、座り心地は申し分ない水準といええるでしょう。
走りと静粛性は申し分ない水準。ロードノイズが気にならない
走りは日産らしくワンペダルでの加速が抜群によく、口コミでもクセになる人が続出するほど。
リーフの乗り心地の良さにつながっています。
また、最大の評価を集めているのが静粛性の高さ。
実際に乗り味は高級車に近いという声もあり、ロードノイズが大幅に小さくなっているため、モーター音も気になりません。
ただ、静粛性が向上した反面、トラックなど周囲の音は気になることはあります。
とはいえ、ロードノイズは大きく変わっているので、車内は静かでスムーズであることは大きなメリットになるでしょう。
他にも停車時と加速時、巡行時のエンジンノイズも気になりません。
全体としては、驚くほど静かで、快適な走りを実現しています。
視界は可もなく不可もなく。安全運転はしやすい
後方視界は先代より悪化しているのが難点です。
新型リーフは、ウインドーの下端が先代モデルより30mm弱持ち上がっています。
これによりスマートで馴染みやすいデザインになったのはメリットなのですが、そのせいで後方視界が悪化しています。
前方はガラス面積が広くしっかり見渡すことができますが、後方は悪化したため縦列駐車や車庫入れのときは注意が必要です。
全体としての視界は、水平基調になっていいて、ガラス面積も広く、運転席からは周囲をしっかり確認することができます。
また、インテリジェントミラーやインテリジェントアラウンドモニターなども装備されているので、車両を後方からカメラで撮影し、ルームミラーに映し出し確認することも可能。
通常なら見えにくい場所も、リーフなら死角なくしっかり見ることができるので安全運転ができるでしょう。
リーフの市街地と高速での乗り心地をレビュー!
まず、ロードノイズが大幅に小さくなっているため、市街地であれば音が気になりません。
ただ高速を走行中は、トラックなどの音が気になりました。
こればかりは静粛性が向上したために起こることなので仕方がありません。
エンジン音やモーター音などが静かなのでハンドルまで振動が響きませんし、スムースに運転できるところはとても気に入りました。
また、最初は少し大きく感じますが「ちょうど良いサイズ」なので、女性でも運転しやすいのもメリット。私の妻も運転していますが、ハンドルが軽く、取り回しが快適で運転しやすいとのこと。
ボディサイズ的にあまり女性向きではないように思われがちですが、リーフに関してはそういったデメリットはなさそうでした。
ただ後方が見えにくいので、慣れるまで大変かもしれません。
その代わりプロパイロット機能が装備されているので、高速道路や長距離での運転でも疲れにくく、以前よりもドライブの楽しさを実感できるようになった気がします。
安全性が高いのもメリットでしょう。
全体のまとめ!乗り心地の総合評価
新型リーフは総合的に見ると非常に乗り心地の良いクルマといえます。
改めてメリットをまとめると以下の通りです。
★メリット
・室内空間はゆったりした広さがあり。
・長距離運転でも疲れが残らないシート。
・付属のヒートシーターは冬でも暖かい。
・レスポンスが良く、抜群の加速感。
・静粛性が高い。
・リセールバリューが高い。
★デメリット
・後席の座高が高く身長が高いと圧迫する。
・後方視界は先代より悪化。
あらゆる角度から見てもメリットが多く、乗り心地を評価する声に繋がっていることがよく分かります。
一方で、座高や一部の視界に難を感じる方がいたため、デメリットは実際に試乗されて確認することをおすすめします。
座り心地のよいシートは腰やお尻への負担が少ないのでロングドライブにも最適です。
リーフについては、電気自動車ナンバーワンということでリセールバリューが高いのメリットでしょう。
車買取ランキングを見ても、車買取店が高く売れるのでディーラー下取りよりも向いています。
リーフはとにかく力強さのある車ですから、フル加速では3リッタークラスのエンジン車と同等の効果を得ることができます。
電気自動車という点に目が行きがちですが、まさにロングドライブ向きの車であり、乗り心地を重視する方に強くおすすめです。
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