2022年ベストアルバム

ごきげんよう。
今年も入院したり引っ越ししたり勝ち馬投票券を買って負け犬になったりネクタイを白黒させたりと人並にいろいろありましたが、ともかくやっていきたいと思います。
正直今年は好きなアルバムが少なかったですが、20枚選んでいます。
今回はアルバムの説明とかはあまり入れずに自分の感想中心にごく短めに書きたいと思います。

20.Tomu DJ - Half Moon Bay

『Spring of Life』がアンビエント・フットワークですごい。

19.otomoni - super u

レフトフィールド・フットワーク。
食品まつりの『YASURAGI LAND』が好きならおすすめです。

18.CTM - Babygirl

薄暗く乾いた感じが好きです。
歌い方はちょっとTirzahっぽさがありますね。

17.Anja Lauvdal - From a Story Now Lost

どういう音楽なのか未だによくわかっていないのですが、好きな音がたくさん鳴っているので好きです。
Laurel Haloプロデュースらしいです。

16.Rachika Nayar - Heaven Come Crashing

『Heaven Come Crashing (feat. maria bc)』が特にすごかったです。

15.Nathan Salsburg - Landwerk No. 3

古いレコードのサンプリングとギターのフレーズの反復を合わせた音楽で、アシッドな感じが出ていて面白いです。

14.claire rousay - everything perfect is already here

去年の『A Softer Focus』よりもアンビエント寄りな内容でした。
フィールドレコーディングやストリングスで空間の空気そのものを表現するような音楽性が好みです。

13.William Basinski & Janek Schaefer - “ . . . on reflection "

美しい。それだけでいい。

12.Charles Stepney - Step on Step

まったく古臭く感じないのがすごい。
良い曲がたくさん入ってますが『Daddy's Diddies』が特に好きです。

11.Tomoyoshi Date - 438Hz As It Is, As You Are [​あ​る​が​ま​ま​、​あ​な​た​の​ま​ま​に​]

45回転用と33回転用で2パターン用意されているのが面白いですね。
以下、Bandcampの作品ページの説明から抜粋しています。

夏に調律した際には、少し無理をして442kHzで調律をしたのですが、冬の調律は438kHzにしました。これからこのピアノは、物質の老朽化と共に、年々ピッチが下がっていきます。僕は朽ちていくピアノを弾いて、その時だけにしかできない音楽を、録音し続けていこうと思っています。

https://laaps-records.com/album/438hz-as-it-is-as-you-are

いいじゃないですか…

10.Brad E. Rose - Annular Silhouettes

本当に良いサウンドを作ることができたらほとんどそれだけでアルバムを作っていいみたいです。
寝るときに流しておくと良い。

9.Jana Rush - Dark Humor

去年の『Painful Enlightenment』よりもわかりやすくフットワークな作品で個人的にはこっちの方が好きです。
こちらの解説が良かったです。

8.Lucrecia Dalt - ¡Ay!

なんというか、ハッタリが利いた面白さがあると思いました。
加えて心地よく聴ける緩さもあり、そのバランスが良かったです。

7.Kokoroko - Could We Be More

サウンドの軽やかさ、柔らかさ、快活な力強さが素晴らしかったです。
インプロヴィゼーションでバチバチにやりあうタイプというよりはむしろ楽曲を作り上げることを意識している向きもチームとしてのバンドの力を感じられて良かったです。
個人的にはギターの音色が好み。

6.Eden Samara - Rough Night

Loraine JamesやParrisの作品に参加していたEden Samaraの1st。
かっこいいトラックと美声が合わさった無敵のエレクトロニック・ポップ。
宇多田ヒカルやJessy Lanzaが好きな人におすすめです。

5.Duster - Together

こういう夜があり、こういう日々がある、そんなアルバムだと思いました。
『Retrograde』や『Familiar Fields』、『Sleepyhead』が特に好きです。

4.Jameszoo - Blind

1stアルバムに続いて相変わらずよくわからんけど面白いアルバムを出してくれて嬉しい。
しかも今回は人力での演奏が主になっているせいか凄みが増している印象を受けました。

3.Ellen Arkbro & Johan Graden - I get along without you very well

初めて聴いたときはよくわからなかったのですが、何度か聴いているうちに良いと思うようになりました。
オルガンやトロンボーンが入っている曲が特に好きです。
こちらの解説が良かったです。

2.Diatom Deli - Time​~​Lapse Nature

声の感じやメロディに無条件で心動かされるような、「相性がいい」とでもいうような歌に出会うことがたまにあり、この作品がそれでした。
『Massive Headships of  Centering Tiles』や『Sonrisa』のようなメロディが強めの曲が特に好きです。

1.Roméo Poirier - Living Room

Jan JelinekやAndrew Pekler、さらにはVisible Cloaksを感じさせるような曲もあり、面白さと好みで考えればこれが一番かなと思いました。


去年あたりから新譜をいろいろ聴いてみても好きな音楽にあまり出会えないなあと感じており、音楽の探し方や聴き方を変えた方がいいのかなとか思っています。
あと今年は毎月聴いた音楽をnoteに書くやつをサボりまくったので来年はどうしようかなと考えています。

以上です。

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