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動画第46弾「甘美、崇高、清楚な旋律美!?~パヴァーヌ作品50」

アラインです。よろしくお願いします。


先日、緊急事態宣言が解除されて、いつも使っている練習室も営業再開しました。


1ヶ月。前のnoteにも書きましたが、1ヶ月楽器吹けません、吹きませんでした。一応e-sax持ってるのでステイホームで練習できたんですが、これは、普段ちゃんと音出せる場所があって補助的に家で練習するには良いアイテムですが、こいつを練習のメインに据えると練習嫌いになります…。

あ、でも良い製品ですよ!家でサックス吹ける幸せを運んでくれますから!


さて、前置きはこれくらいにして。

今回の動画は自粛空け第一弾ということで、リハビリの意味も込めてソロの曲にしました。(リハビリにするにはめちゃんこ大変だった…)

この曲との出会いは、The SAXという雑誌の付録についていた楽譜です。CDもついてて、参考演奏とマイナスワン音源も入っています。

この参考演奏をされている方が齊藤健太さんです。この方はアドルフ・サックス国際コンクールで優勝された方です。日本人では2人目だそうで、当時Googleニュースの通知が来たのを覚えています。正直、その時は「ふーん、すごい人なんやなぁ」って全く興味を示していませんでしたが、自粛期間中にYouTubeライブをされていて。何の気なしに暇だから聴こうかなぁと思ったら、もう!一気にこの人の音を好きになりました!何というか、まっすぐ素直に綺麗な音で吹く人だなぁっていうのが印象的です。CDも出るそうなので絶対買わねばです!

というわけで、また一人好きなプレーヤーが増えて、その人が参考演奏しているのならば、是非聴きたいってことで、The SAXを数年ぶりに買って、この曲吹きたい!ってなった次第です。


この作品。フォーレのパヴァーヌ。フォーレ…んー…あんまり知らない…ドリーくらいしか…という感じで取り組み始めました。

もちろん、サックスのオリジナル作品でなく原曲は合唱と管弦楽のための作品だそうです。YouTubeで探して、オーケストラとかバイオリンとチェロとピアノの三重奏とかを聴きました。おおまかに言えばフルートとバイオリンとホルンが担当している部分をサックスで吹くって感じの編曲です。

冒頭、F♯、ピアノで。最初の一音からもうムズい。なんか、F♯出しづらいのは僕だけでしょうか。この最初の音で全ての印象が決まる気がしてなかなかに恐かったです。そして、フレーズの最後にC♯。低い、安定しない、裏返る、ムズい。最初はノンビブラートにしてたんですが、どうも間が持たない感じがしたのでビブラートかけました。それでも音が裏返りそうになるのを抑えるので精一杯。最初の4小節くらいでかなりのハードルを感じる曲です。

次の難所はサイドキーを使う音域、今度は高音域で音程とりづらいのと音がギスギスしないように気をつけるのに苦労しました。ほんと音程が安定しなくて音痴に聞こえるかもしれません…。

そして、最後の最後にスラップタンギング。正直ここまで、かなりシビアなブレスコントロールで疲れきっているところにまだまだできてない特殊奏法をしなければならない…。ムズい。綺麗にポン!って音がしなかったけど、許して下さい。いつかできるようになりたいなぁ…。

ちなみに、今回のタイトルはこの曲をwikiで調べて出てきたフレーズです。”フォーレならではの甘美で崇高、清楚な旋律美で知られ”とありました。

反省点はたくさんあるけど、自分的には緊張感のある良い演奏になったと自画自賛しています。リードも3 1/4から3 1/2にかえて、鳴り方が良くなった気もしています。

というわけで、今回はここまで🎷


良かったら聴いていってください🐻✨

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