カメラ界隈の今後に思う事のメモ

noteはメモ帳。

ここ10年でカメラ業界は1/10に縮退していて、今後も縮退の一途を辿る、と思われます。
https://gyokai-search.com/3-camera.html

つまりカメラマンに紐づく業界(有償モデル業界やスタジオ系)も同様に縮退し続ける業界となる訳です。
何故なら分母(カメラマン)が減る一方なので。

また、カメラって機材費が結構かかります。つまりカメラ機材業界とその他の業界(モデルやスタジオ)でカメラマンからのお金の奪い合いが行われています。どちらかが手を引くなら話は別ですが、多分どっちも引かない(引けない)でしょう。

つまり何が言いたいかと言うと。
現状ではカメラマンを中心とした収益モデルはあと10年経たずに崩壊する
と思う訳です。
恐らくカメラは一部の金持ちの娯楽になるだろうと想像しています。

少し具体的に説明します。
金の流れで図示すると以下となります。
現状のビジネスモデルでは①のお金の流入を増やさない限り、縮退の一途を辿ります。(カメラ人口が増えても①が増える結果になります)

カメラ機器関連ですとキャッシュバックを行う事で還元は行っていますが、それって結局絵にしたら以下の形となり、結局①の部分が増えないからジリ貧になります。
これ③が同じ事をしても一緒です。

何が言いたいかと言うと「経済圏が狭い」んですよね。
このままだと、最終的には相互無償以外の道は無いのかな、と感じます。
が、恐らくその道は無くて、まとめて全部無くなるだろうと想像しています。

じゃあ現状を打開する為にはどうしたら良いのか?を考えていまして、現在の所、以下を考えています。

その1:カメラマンに流入するお金を増やす

カメラだけで飯を食っていける人、凄く少ないです。
プロ野球選手とかサッカーと比べるとトッププレーヤーのインセンティブが少なすぎるので、結局業界自体が大きくならない。逆に考えると、カメラマン自体がインセンティブを生み出せない状態であります。
後はナワバリ争いやシェアの奪い合いがあります。

フィルム時代は、プリントがあったので町のカメラ屋さんは結構食えてましたが、デジタル時代になってプリントする量が圧倒的に減ったと思われます。(フィルム時代は現像しないと撮った写真が見れなかった)
じゃあ、今の町のカメラ屋さん、どうやって稼いでいるかと言うと写真を撮る事で稼いでいます。

スタジオアリスとかのように個人から受ける仕事もあるとは思うんですが、「スタジオ構えて写真撮って」という仕事、どこまで収入得られるの?というと結構疑問。
簡単に言うと
 例えば皆さん、1回撮影するのに5万円、払いますか?
という疑問。
なので個人向けだと意外とニーズなさそうな気がしています。

じゃあどうするのか?というと、町のカメラ屋さん、学校行事に付いていくんですよね。恐らく撮影代と印刷代で稼いでいるんじゃないかなぁ、と想像。学校行事というと、入学式や卒業式、修学旅行とか。これ学校が費用を持ちます。で、印刷代は個々人(写真が欲しい人)が持ちます。例えば入学式の集合写真だったら、皆さん買いますよね?
となると、限られたパイを食い合う感じになります。
これ全然資本主義的じゃない。シェアを拡大しないとじり貧です。

じゃあどうするのか?
学校関連以外でも写真を撮る事が金になればいいじゃん

幼稚園とか小学校とかの学校行事じゃなくて、他のイベント系でも使えないかな?と考えてます。
観光地とか行くと、良く親が子供を撮っているじゃないですか。

・そういう家族写真などをタダで撮って写真をあげるサービス。
・ちょっと良いカメラで写真撮りますよ、というサービス。

カメラマンはイベンターからお金を頂きます。
イベンター的にはそのカメラマンが写真を撮る事によって集客が見込めないと意味ないですよね。
なのでそれなりに有名な人が良い。なので、Twitterでフォロワー数、頑張って増やしています。
2023年はそろそろ声を掛けだして見ようかな、という状態です。

因みにこれ、観光地には既に固定ロケで写真撮って印刷してお金稼いでいるカメラ屋さんが入っているので、ソコとモロに被るんですよね。
個人的には、フリロケで写真撮ってデータあげるサービスがやりたいです。できれば、撮ったデータを持っていけば、特別なフレームで印刷してくれるように出来れば、固定ロケの人たちとも相互補完できるんじゃないかな?と。
それで何処まで集客が見込めるのか?を試したいので、誰か組んでやりませんか?というイベントを組もうとしています。

その2:カメラ人口を増やす

その1が出来たら勝手に人口は増えるとは思っていますが、それとは別で。
デジカメ市場は縮退してますが
写真自体のニーズは逆に拡大している
と考えています。
コンデジがスマホに置き換わっただけで逆にスマホ人口の方がコンデジ人口より全然大きいし、写真撮る人、増えてますよね。

過去を考えても。(ちょっと古いですが)
・使い捨てカメラ(写〇ンです的な)→一眼
・コンデジ→デジタル一眼
のルートがあったように。
・スマホ→デジタル一眼
のルートを開拓すれば良いと思うんですよね。
一眼レフとスマホの差って、画素数とかスペックだけでは無いので。

撮る事じゃなくて、撮り方を広めればいいじゃん

写真を撮ってお金に換えるんじゃなくて撮り方を広めればいいんじゃね?
それも初心者向けに。
という事で、写真の撮り方本を出版したりワークショップを開催したりしています。
実は、この辺モデル業界が手伝ってくれると有難かったりします。
ただモデル業界全体に対して長期的なメリットはありますが、モデル個人とか会社個人に対しての短期的なメリットが見えないので実現は非常に難しい。

まとめ

という訳で、2023年からその辺を軸にして活動して行こうと思っております。「自分のファンを増やすこと」が手段になるのかな、と漠然と考えています。

他にも手段はあると思います。
みんなで色々やってみて効果がある事を続けていけば、10年後もカメラ業界が存続している未来があると思います!
何かいい案があれば、教えてね♪


追伸

モデルを中心に考えると、お金の流入経路が他にもあるので
カメラ業界を切って捨てる
という選択肢もあります。

ただAIの進化でモデルも俳優も声優も映像系は何もかも全てデジタルで作られる時代にシフトするので、いわゆる商業モデルはいなくなるだろう、と想像してますが、それはまた別のお話。

余程の理由がない限り記事は無料です。読まれた方が何かしら刺激を受け、そして次の良いものが生まれてくれると嬉しいです。