きみはスターになる
巨人ファンの僕には、楽しみな選手が1人いる。プロ2年目の中山礼都(らいと)選手である。巨人ファンだけでなく、野球に詳しい方はお分かりだと思うが、本当に素晴らしい逸材。たまには野球愛について語ろうと思う。
※以降の選手名は敬称略
プロフィール
2002年4月12日生まれ。愛知県出身。中京大中京高校では1年夏からベンチ入り。同級生には中日で活躍する、高橋宏斗がいる。2020年ドラフト3位で巨人に入団。ルーキーイヤーの2021年は規定打席未到達ながら、打率3割を超える好成績を記録。ポスト“坂本勇人”と呼ばれている。
春季キャンプから注目をしていた
春季キャンプから中山は打ちまくっていた。今ではセリーグの首位打者として活躍している吉川尚輝の代わりに、セカンドで出るんじゃないかと言われていたくらい。坂本以来の2年目・開幕スタメンも現実味を帯びていた。
2022年のシーズンが始まってからは、2軍で過ごすことが多くなった。しかし、巨人にとって大きな出来事が起こる。
主軸・坂本と吉川の離脱
チームにとっての要、坂本と吉川がほぼ同じタイミングで離脱した。1番と2番を失うだけでなく、二遊間を失うというダブルショック。ファンは皆「巨人は終わったな」と思った通り、ゴールデンウィークでの恐ろしいぐらいの失速ぶり。気付けば4位に転落していた。
廣岡、香月、増田陸、増田大輝。坂本や吉川の代わりをいろんな選手で補おうとしても、なかなかうまくハマらない。
「坂本と吉川の復帰を待つしかないのか…」
嘆いていた時に、安定してきたのが、中山である。
中山の魅力
野球センスに溢れていて、華がある。まだまだ荒削りではあると思うが、「なんとかやってくれそう」という感じが伝わってくる。
また、ギラギラした目もいい。「結果を残すんだ」という鋭い目つきを見れば、期待せずにはいられない。
坂本という前例
今では巨人の大スターとなった坂本も、試合に出始めたのは2年目。当時レギュラーだった二岡の代わりにショートで起用され、そこからは不動のレギュラーとなった。
最初から今みたいな絶対的な存在だったわけではない。我慢して使い続けたからこそ、球史に残る最強ショートに成長した。
巨人にとっても日本球界にとっても宝と言える、坂本は今年で34歳。近年は怪我による離脱も増えてきており、そろそろ守備位置を身体への負担が少ないポジションに変える必要があるのかもしれない。
坂本をコンバートし中山を使い続ける
坂本は巨人にとって必要不可欠な存在ではあるけど、後継者を育てる準備もしていかなければいけない。
そこで僕が提案するのは、坂本をファーストにコンバートし、中山を使い続けることである。
坂本の守備負担を減らせば、安定的に試合に出ることができ、3,000本安打も達成できるはず。中田は外野経験もあるため、外野に回す。中島はここぞの場面において代打で出てきてもらおう。
理想のオーダー
ピッチャー:それぞれ
キャッチャー:大城
ファースト:坂本
セカンド:吉川
サード:岡本
ショート:中山
レフト:中田、ウォーカー
センター:丸
ライト:ポランコ
とにかく中山を我慢して使い続けてほしい。8番ショートで使い続ければ、絶対に良い選手になるから。
巨人について語り始めるとまだまだ書けそうではあるけど、長くなるのでこのへんで。次世代のスター候補・中山礼都には期待したい。
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