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キッカケ

他人に委ねる人

一昨年くらいから間が空いちゃってご無沙汰なクリエイターから「久しぶり」のメッセージがTwitterやFacebookを通じて、ちょいちょい飛んでくる様になった。
経験上、こういうケースってだいたい何かある。そりゃそうか、何もないのに連絡する奴などいない。

「久しぶり、どうしてた?」当り障りのない会話で繋ぎ用件を探る。そして近況報告ついでに本題に入っていく。

・会社を辞めたが次が決まらない
・フリーランスになったけど上手くいかない
・結婚や出産で働き方が変わった

愚痴りたいだけならそれもいい。時に息抜きや発散は必要だし、誰かに話してモヤモヤを解消したい気持ちはわかる。幸い僕は話がちゃんと聞ける子なので、いくらでも聞くし、朝までだって時間を割くし、環境が許せばリアルで逢ったっていい。
背中を押して欲しいなら最後の一押しもする。キッカケが欲しいなら与えよう。一歩前に踏み出す時、他人に押されて惰性で歩き出すこともアリだと思ってる。                              フリーランスや起業した経験がある人なら、何かキッカケとなる人やモノ、出来事が1つくらいはあるだろう。だから、そのキッカケはつくってあげたい。

しかしこれは困る。

どうしたいのかわからない

どうしたらいいのか?ではない。自分がどうしたいのか?          そんなことをこちらに委ねられても困る。               上手くいかなかった時の口実にされたらたまったもんじゃない。     そうはさせない。

フリーランスや起業して上手くいってる人たちは、自ら決断し、自ら行動している。周囲の人に話すときには、もう自分の中では決めているのだ。  賛成されようが反対されようが心の準備はできているし、どういうリアクションが返ってこようとも、それはすべて想定の範囲内。シミュレーションはできていて、他人に話すのは自分に対する最終確認作業に過ぎない。   言ってみれば通過儀礼なのだ。

自分の中で決めているからこそ一歩前に踏み出せる。

自分が何者で何者になりたいのか

心の準備ができてない状態で背中を押されても、すぐに立ち止まってしまうだろう。「次は?次はどうしたらいい?その次は?…」こんな問いかけが自分の内と外で際限なく続く。

たぶん現在置かれてる立場や状況を正しく認識できていないのだろう。自分が何者で何者になりたいのか。人に問う前に、まず自分の中でしっかり決めてからでないと、誰が何を言ってもキッカケにはなり得ない。

決断を下すタイミングやこれから先の答えは自分の中にある。他人に委ねるのではなく自分自身で決めるのです。                 自分の道は自分で切り開く。そういう心構えでいればキッカケはすぐに手に入れられるだろうし、そういう人に他人は手を差し伸べたくなるものです。

神は行動しない者には決して手を差し伸べない
ソポクレス(古代ギリシャの詩人)

『キッカケ』ってお話でした。

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