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なぜ今は、自分の親の世代とここまで違うのか

「人生100年時代」だの、「テレビ離れ」だの、「お酒離れ」だの、最近ふと思うのは、自分たちの親の世代で常識だったものが、どんどん常識でなくなっていること。それを、私たちの世代は甘んじて受け入れないといけないこと。そんな風潮になってきているが、そもそもなんでここまで親の世代とここまでいろいろな状況が変わってきているのか?個人的に本当に疑問に思う。

私自身、父は会社員、母は専業主婦のごくごく一般的な家庭に生まれ育った。母は短大の出身だという。結婚してそのまま家庭に入り、パートはしたことあれど、大した社会経験もなく今に至る。転勤が多かったため、いつも父に振り回される日々を送っていたように思う。父はまだ現役世代だが、なんと父は転職を一度も経験していない。

それが今はどうか。

共働き前提の世の中。女性躍進だと言ってテコ入れする。男性育休をもっと取らせようという法律?もできたりする。それでも兄弟が4人以上いるのは本当に稀。電子マネーや仮想通貨ができる。定年がどんどん伸びる。しかし給料は上がらない。

「日本が幸せな時代を知らないんだ」と、とある人に言われ、妙に納得してしまった自分がいたが、そもそもこの20数年の間に、なんでここまで状況が変わっているのか。

「正解は常に一つ」という時代ではなくなったと、とある本で読んだ。今はもう、答えがないとが普通であり、自分なりの解釈や答えを編み出した人こそが、生きていける世の中であると説いた人もいる。

確かにそうなのかもしれない。でも、そんなに頑張って生きたあと何が残るんだろうか?日本が今幸せじゃないからって、なんで私たちは昔以上に頑張らないといけないんだろうか。

私個人的には、実は今の生活に不満はほとんどないわけなんだけれど、それでも毎日、「生きているだけで十分じゃん」と思えない自分が嫌というか、結局は時代の流れにあらがえない自分がいるのがわかっている。

結局とりとめのない話にはなってしまうが、私が言いたかったのは、どうしてここまで親の世代と時代が違うんだろうねってこと。生物学的には、たいして進化をしていないから、ある程度の年齢になったら老いるしある程度の年齢になったら死ぬのに。平均寿命が長くなるとはいえ、この20数年で劇的に改善されたんだろうか?結局生きている時間がちょっと長くなったところで、やることが猛烈にあったら生き急いでいるだけの人生になってしまう気がする。

子供が増えればお母さんの幸福度が下がるという記事も最近読んだけれど、それは生物学的にはこの20数年で何も進化していないのに、時代の流れだけが早すぎるからそうなっている気がしてならない。

もう、生き急ぐのやめませんか?私もやめたいです。何も考えず生きたいです。



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