私のお父さんはDV男

これは私が3歳の時のお話しです。

私の母は父から暴力を受けていました
母の体にはよくアザがありひどい時には眼帯をつけていたりしました。

父は子育てもとても厳しく食事中にトイレに行くことは禁止。兄はそれでお漏らししてしまうこともありました。
父の怒りに触れた兄はお風呂で熱いお湯をかけられて体の一部を火傷してしまいました。
今でもその傷は残っています。

私は足の裏に落書きをしてものすごい勢いで怒られたり、夕飯に出た野菜を残したらその野菜を次は生で無理やり食べさせられます。
※本来生で食べるような野菜じゃありません
それを食べ終わるまで眠らせてもらえません

そんな教育を受けて育った私達は物凄く良い子でした。父に電話が掛かってきたら皆んな電話が終わるまで一言も発しません。
スーパーで暴れることも一切ありませんでした
父の逆鱗に触れないよう兄弟みんなで協力しあって生活していました。

ある日、長男と私でお留守番をする事になりました。肌寒い季節でした。
父が私達に「ストーブは絶対につけるな」と言い出かけて行きました。
その後ストーブの付け方を知ってる長男が寒いと言いストーブをつけてしまいました。
私は父さんに怒られちゃうからやめようと長男に伝えたけど聞いてもらえず消し方も分からない私はどうする事も出来ませんでした。

しばらくして父が帰ってきました。
ストーブがついているのを見た父は血相を変えて怒鳴り始めました。
「誰がつけたんだ!」その言葉に私は固まってしまいました。兄がつけたなんて言ったら兄が怒られてしまう殴られてしまうかもしれないと思った私はそのまま何も言いませんでした。
すると父は「お前だな!お前がつけたんだろ!」と私に言いました。
私は違うと何度も言いました。父は聞く耳を持ちません。兄は何も言いませんでした。
私がやったと思った父は私の人差し指を掴みストーブに押し当てました。
凄く痛かったし怖かったです。

少しして母が帰ってきました。
大泣きで泣き喚いてる私を見た母はびっくりして私に駆け寄ります。「何があったの?何したの?」震える母の声。事情を知った母は慌てて保冷剤を取り小さい私の手と保冷剤を一緒に包み込み大泣きしていました。
私より泣いてました。
母が泣いてる姿を初めて見ました。
火傷の痛みなんかより目の前で母が大泣きしてる事の方が辛かったです。

今回はこの辺で区切らせてもらいます。
このお話はもう少し続くことになります。

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