製図板のリユースサービス : 建築ネクスト
1. 背景:新品の製図板を強制的に買わされる!?
製図板の強制的な購入!?
僕の母校である東京大学では、建築学科に入るとほぼ ”強制的に” 製図板を購入させられました。
学校での購入だったこともあり、定価が50,000円以上するところを、30,000円いかないくらいで購入したと記憶しています。
これは大学生だった僕にとってはかなり大きな出費でした。
しかし製図板がないと授業で製図ができないということで、渋々多額の出費をして製図板を購入しました。
製図板の使用はわずか1ヶ月のみ!?
製図板を購入した後、製図の授業がいよいよ始まりました。初めて製図板を使って製図(前川國男邸の図面をトレース)を行ったのですが、その期間はたったの1ヶ月のみ。
1ヶ月弱で図面を描き終わった後は、実際の設計課題に入りました。
その課題で図面を書く際にはもう製図板を使うことはなく、以降はCADで図面を描くだけとなりました。
結局、高値で購入した製図板は1ヶ月弱しか使うことなく、そのまま建築学科を卒業しました。
周りの同級生もみんな同じく製図板は1ヶ月弱しか使っていませんでした。
それから押し入れに眠った製図板をたまに見るたびに、モヤモヤした気持ちになりました。
2.疑問:製図板の需要と供給はどこだろう?
そうして製図板でモヤモヤした気持ちを抱えた僕は、製図板が余っている場所から製図板が必要とされる場所に安価で提供できないかと考えるようになりました。
そこで製図板が製図板が余っている場所(供給)と製図板が必要とされる場所(需要)を考えました。
製図板が余っている場所(供給)
①建築学科を卒業し、一級建築士試験を受ける見込みがない人
私の同級生の中には、建築学科を卒業した後にコンサルティング業界や広告業界など建築にほとんど関係のない業界に進む人も多くいました。
このような人たちは今後、一級建築士試験を受ける予定が全くないため、もう製図板は必要ありません。
②一級建築士試験に合格した人たち
一級建築士の製図試験に合格した人たちも、それ以降は手書きで図面を描くことはないため、製図板は必要なくなります。
製図板が必要とされる場所(需要)
一方で製図板を必要とする層は以下が考えられます。
①建築学科に入学する新入生
②今年、一級建築士の製図試験を受けるが、製図板を持っていない人
そこで私は製図板が余っている場所(供給)と製図板が必要とされる場所(需要)とを結びつけることができないかと考えました。
3.解決策:建築業界全体で製図板のサイクルを作ろう
製図板を必要とする場所と、今後必要としない場所である大学と資格学校とを一つのサイクルの中で結びつけることができれば、製図板における無駄が大きく減らされると考えました。
具体的には
①製図板の買取
②製図板のメンテナンス(製図板の使い方を熟知した野口がメンテナンス)
③製図板の保管
④製図板の販売
というフローを実現させます。
4.価値提供:建築ネクストが提供する価値
建築ネクストはこのサービスによって、製図板を売っていただける人と、買っていただく人との双方に価値を提供します。
製図板を売っていただく方にとってのメリット
従来、製図板を売る際には製図板を梱包する手間が大きく、製図板を売ることには大きなハードルがありました。そして結果的に粗大ゴミとして廃棄される製図板が数多くありました。
建築ネクストでは、製図板を直接お持ちいただいたものを買い取らせていただきますので、
●”梱包の手間”
●”廃棄の手間”
が大幅に軽減されます。
また販売後のトラブルに関する責任は建築ネクストにありますので、気軽にお売りいただくことが可能です。
製図板をご購入いただく方にとってのメリット
建築ネクストが責任を持って買取、メンテナンス、保管、販売を行いますので、
●”メンテナンスされた製図板”を
●”大幅に格安で”
購入いただくことが可能です。
5.まとめ
製図板を買いたい!売りたい!という方に向けて、今後もnoteで情報発信をしていく所存ですので、これからもよろしくお願いします🙇
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