服好きの成れの果て4

最近、過度にデザインされた服を見るのがとてもしんどくなってきました。

今までは癖のあるデザインを上手く着こなすことが楽しいと感じていたのですが

服本来の持つ機能美を越えた過剰なデザインに意味を見出せなくなってしまってしまいました。

本来服は、暑さや寒さから体を守ったり、動きを助けたりと、機能的であればそれで良い物です。

なのに何故服に魅せられる人がいるのか。

それは服が持つ機能性に少し工夫を加えるだけで人の心を豊かにする力を持っているからです。

その工夫がデザインであったりするわけですが、僕はどうもデザインが一番大事かと言われるとそうではなさそうです。

僕にとってのファッションは終点に向かいつつある気がします。

ようやく結論に達しそうな感じがしています。

僕にとって服で心が豊かになること。

それは気持ちが良いということ。

気持ちが良いのいうのは、具体的に言うと、サイズ、生地、この2つのことと考えています。

着ていて気持ちがよいサイズ。生地。

もうこれだけで良いかなと思っています。

お洒落は我慢だ!と言う言葉を聞きますが、それも共感できる点はあります。自分の理想とするデザインを纏うことは、ある程度の辛さを伴なうこともあります。僕はそれを続けることが億劫になってしまいました。

ですがデザインを自分の物にしてカッコよく着こなしている方は本当に凄いと思いますし、これからも刺激を受けることは間違いありません。

僕がデザインを纏うことに消極的になるということは結果的に、世間的なトレンドやお洒落からは遠ざかることになるかもしれません。

でも人から見てどうだとかよりも、自分が納得することが僕にとってのファッションかなあと思っています。

それが今、服を最高に楽しむ為の僕のモチベーションです。

まあでもこんなことは、人に話すことでもないのですが暇すぎる入院中ってことで許してやって下さい。

それではまた。

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