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【VR作品紹介】第28回 モノガタリ交流会【テーマ:軍事】

◆「モノガタリ交流会」とは?

 皆さんこんにちは、A-Literary Works.(エーリテラリー・ワークス)です。今回は第28回 モノガタリ交流会の発表の様子について紹介したいと思います。第28回の内容に入る前に、企画の概要についておさらいしましょう。

 「モノガタリ交流会」とは毎週日曜21時VRChatにて開催中の創作PR会になります。特定のテーマを踏まえて毎回2名が作品を発表し、交互に感想を伝える進化形読み合い企画になります。発表・コメント共に5分と気軽に参加できるので、評価を求めるクリエイターや、VR上の物語に興味のある方々は是非ご参加、ご観覧ください。

 作品は小説・詩、演劇、映像、漫画、ゲーム・ワールドなど、物語性を含む一次創作であれば紹介OK、ただしなるべくシナリオを強調するようお願いしています。作品内容や発表内容は基本的に自由、ただし他者の作品や二次創作はNG、パロディ・オマージュ作品はOKとします。

 ……という訳で、第28回の発表者、テーマは以下のようになりました。

◇第28回 モノガタリ交流会【テーマ:軍事】

【No.55】草詩さん「人間兵器のグロワール」

 一人目の発表者は草詩さん(https://x.com/SousiNagi)になります。草詩さんの作品「人間兵器のグロワール」は「辺境の地を襲ったゴブリンの侵略と、それに立ち向かう守備隊と巻き込まれた住民たちをめぐる物語」とあるように、ヘンリーとオルフという二人の少年を主人公に、その家族や守衛部隊の面々、敵陣のゴブリンとの攻防を描いたパニック&ファンタジーの長編小説となります。こちらは草詩さんの作品でも初期作に当たるようで、カクヨムのコンテストを切っ掛けに、ライトノベルで本格ミリタリーを書いてみようという挑戦を含んだ作品とのことです。ゴブリンによる残酷描写が際立つ作品ですが、執筆期間中にゴブリンを扱う某作品が流行ったことで複雑な心地となり、沈黙もコンビニバイト小説を書いている最中に某小説が受賞された経験があったので共感を覚えました。発表の際には舞台マップまで用意して作中の軍事戦略を解説してくださり、登場人物の動線を考える楽しさはやはりミリタリーならではだなと思いました。草詩さんは他にも多数のジャンルに渡って執筆されており、以前紹介させて頂いたスタジオバグース様の作品『雨の日にしてみたい事』(https://www.youtube.com/watch?v=502ElXU8ePo)の脚本なども書かれたりと、より活動の幅を広げられています。投稿サイトから是非あなたの気になる作品を見つけてみましょう。

◇作品リンク:https://kakuyomu.jp/works/1177354054880225522

【No.56】いすぷびたみんさん「EAT OR DEAD」

 二人目の発表者はいすぷびたみんさん(https://x.com/IspVitamin)になります。いすぷびたみんさんの作品「EAT OR DEAD」は被甲連合×Banzai Studioの共同制作という形で、ポストアポカリプスの砂漠を舞台に「食うか食われるか」をキーワードとしたガンアクション映像作品となります。公開は今年夏を予定されていますが、つい先日クランクアップを果たして愈々制作に取り掛かられるようです。細かい衣装や演出への期待値はトレーラーから既に高まったのですが、今回お話を聞いて明らかになったのはそのコンセプトへの拘りです。タイトルにもあるように「食」が重要な概念となるようで、草詩さんや沈黙もどう食行動が活きてくるのかと早々に考察が膨らみました。「銃撃戦などの描写は単なる恰好良さではなく人間の醜さとして描く」というお話も出て、ミリタリーと言うと何となく危険なイメージが伴ってしまいがちですが、寧ろ非道への警句というメッセージ性を感じました。また本作はVRという媒体特有の表現を踏まえた内容となり、草詩さんや沈黙が小説→映像へと活動を広げるのに対し、いすぷさんは初めから映像表現を意識し、何が映せないのかという制約条件から着想するというフローの違いにも新鮮さがありました。単なるアクション映画ではない、象徴性あるストーリー展開を是非楽しみにしましょう。「SEE OR DEAD」です。

◇作品リンク:https://www.youtube.com/watch?v=CT8Sf6c_OHY&t=4s

 以上、第28回 モノガタリ交流会のお二人の紹介作品となりました。皆さん如何でしたでしょうか?興味を惹かれたものについては、是非リンク先から作品を鑑賞してみてください。また発表者の方は常時募集しています。興味のある方はDiscordサーバー(https://discord.com/invite/UkYn7ZrY8t)に是非ご参加ください。それでは、また。

 文責:沈黙静寂(A-Literary Works.代表)


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