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ワンデーパスで一日中映画観た日のはなし。

イオンシネマが今月末まで販売しているワンデーパスで映画を観てきました。ワンデーパスは2500円で1日中映画が観れるというお得すぎるキャンペーン!しかもソフトドリンクが飲み放題!もう全然意味がわからない!
せっかくなのでオープンから行こう〜と9:00には近所のイオンへ。
行ってから決めてもいいとは思うけど、効率良く観たいしあらかじめ何をどの順番で観るか、タイテは組んでから挑むべきですね、もうフェスみたいなもん!笑 公開からだいぶ経っている作品なんかは1日1回しか上映しなかったりもするので。
私はお腹すいたらホットドッグでもサッと食べればいいかな〜と思ってたので、上映と上映の間は5分〜20分程度空けてタイテを組んだけど、めちゃ忙しかった。トイレも行きたいし、感想を整理してアウトプットしないと死ぬ人間だし、感情や頭の切り替えするのに時間足りなすぎ!笑 となった。
結果的に私はずっと鑑賞ハイというか興奮状態みたいな感じだったから、全然お腹も空かなかったし、疲れを自覚するのに時間がかかった。
3本目を鑑賞後、「いや全然疲れないじゃん!せっかくだしレイトショーまでいようかな!」と思ってたけど、4本目鑑賞中にさすがに腰が痛くなって断念した。
疲れさえなければなあ…あと、先にワンデーパスを経験した友人からも言われたし自分でも思ったのは、「初見で固めてしまうとめちゃくちゃ疲れる(頭が)」ってこと!ジブリのリバイバル上映のありがたさよ…!
でもすっごい充実した楽しい一日を過ごせた!飲み放題のドリンクは結局二杯しか飲んでないけど(てかそもそもそんなに映画観てる時に飲み物飲まないなと気付いた、おトイレ近くなるし)
朝早い時間から映画館にこもって、夜になって外に出る頃にはうっすら空が暗くなっていて、なんだかタイムトリップしたみたいな不思議な心地で帰路についた。
イオンシネマさん、またぜひやってください…!

以下鑑賞した作品の感想!
※一応気をつけてはいるつもりだけどネタバレととれる内容の可能性ありますご注意!(公開から1年以上経っている作品については何にも気にせず書いてますあしからず)

①天気の子
いや今更!?って自分でも思ったけど、なぜか公開当初観てなかったんだよね。なぜだろう…
朝イチ、1日1回きりの上映で、わたし含め4人しかいない中でとっても快適に観れたので良かった。
まず日本のアニメーションって本当にすごい!すごい技術!雨の滴、晴れ間の空のグラデーション、緑の鮮やかさ、陽の光…すごくすごく綺麗で息を飲む瞬間がたくさんあった。
窓のサッシの桟にうっすらと付いた傷まで描き込まれているのに気付いた時は鳥肌が立った。情景はあまりにもリアルなのにお話自体は非現実的で、その中間に身を置いている自分がなんだか不思議な気分だった。
印象に残っているのは、穂高がアルバイトを検索しているときに15歳だとヒットはなかったのに、高校を卒業して18歳になった途端にたくさん求人が出てきた描写。
年齢って大人になってしまえばただの記号みたいなもんに思えてくるけど、子供にとっては割り当てられている役割としての数字で、自分の力では越えられない壁みたいなもんなのかもなって思った。(もちろん、子供を守るためのものであるということは分かっている)

②今日から俺は!
ドラマも観てなかったけど思ったより楽しめて観れた。ただ客層がものすごく若い…若いっていうより、小学生(たぶん中学生ではないと思うたぶん…)女子が周りにたくさんいた。えっヤンキー映画だよね…?と思ったけど、イケメン結構出るしな…なんやかんやワルに憧れってあるのかもねえ(何目線?
相良役の磯村勇斗がすげえ良かった!ああいう顔のヤンキーまじ好き、、、あとスケバンの格好した山本舞香まじマブくて最高!!

③MOTHER
やー、感情移入できる人物が1人もいなくて、救いなんてどこにもなくてただただ嫌悪感しかなかった。でも、世の中にはこんな人なんてたくさんいるんだろうし、こんなことなんてすぐ側で起こっていることなんだろうな。長澤まさみが演じているから絵面は良く見えるけど、現実はもっと残酷なんだろう、知らんけど。
阿部サダヲはクソ男の役ほんとに上手だなーw あの男のどこがいいのか全くもってわからん!これは、とても褒めています。
長澤まさみも演技が上手い。個人的にすごく好きな俳優さんだけど、本人に抱いている印象や好意なんてこの映画の世界の中では無になる。母親(とは絶対言いたくないけど)からオンナになる時の雰囲気の切り替えとかすごい。狙った男を前にして急に漂う"雌"のむせ返るような匂いが画面越しにして吐き気がした。
あと、特筆すべきは、息子役の子誰なんだろう?って調べてマジで驚いた奥平大兼くん。オーディションで今作がデビュー作とな…役柄上、セリフはあまり多くはないんだけど、終始光の宿ることのない暗く沈んだ眼とか、ハマり役だった…!ご本人は一体普段はどういう方なんだろう…演技がすごい上手い!とか軽々しく言える感じでもないんだけど、不思議な魅力と存在感のある人だった。や〜〜売れて欲しい。
でも作品自体は二度と観たくないし、これ書いたらもう思い出したくない☆超ムリ☆イオンシネマみたいなファミリー向け映画館で上映する作品じゃないと思う。駄作という意味では決してなくね。

④風の谷のナウシカ
あらかじめタイテを組んではいたけど、MOTHER観たあとにナウシカ持ってきていたのは自分天才かもしれんな、と思った。MOTHERの感想を改めて書くことができたのも、ナウシカで完全に浄化されたから。
公開は1984年。私が生まれる前の作品。まさか映画館のスクリーンで観れるとは。コロナがなければジブリのリバイバル上映なんてなかったのかなあ、いい機会だなあと思った。朝イチに観た天気の子と比較してしまうと、映像の鮮明さや細やかさは劣るけど、それが作品として劣るかといったら全くそんなことはない。大人になった今、ナウシカを改めて観ると気付かされることがたくさんあった。
他にも何作品かジブリ映画を上映していたけれど、ナウシカを選んだのはただ観たかったからってだけで特別な理由はないんだけど、「防護マスクをしていないと5分もすれば肺が腐ってしまう」とか、そんな台詞をスクリーンの前の観客は全員着用必須のマスクしながら聞いてんだよ、何の因果だよと思うよ。
ユパ様ジブリでいちばんカッコいい説を私は支持したい。