他人と違わない、少しの個性-2-
一週間後。
少し多めに、ママからお金を持たされた。
あの「精神病院」へ。
少し待ち、前に女性が立った。
『○○さんですか?心理カウンセリングを担当します○○です。緊張するかも知れませんが、そんなに怖いことはないからね』
ニコッと笑った。
この悲鳴の響く病院の中で、天使のようだった。
カウンセリング室へ移動して、ロールシャッハテスト等をした。
『うん、お父さん大好きなのに甘え方分からないのねー?』
ドキッとした。
「なんで?分かるんですか?他は?!他は?!」
余りにも最初のカウンセラーさんの言葉が当たり過ぎていて、その後は思い出せない。
心電図もとったり色々とした。
そして、診察室へ行った。
主治医は、ブラックピースナウと言うブランドを着ている女医だった。
「先生、私のこれはなんなのでしょうか?」
『精神分裂病…と、今は診断します』
とても、おぞましい響きだった、続けて主治医は
『ただ、パニック障害であったりとか、不眠症であったりとか弊病も幾つかあるし、これからも見つかりそうね』
なんて話そうか。
また日が暮れていた。
私の薬はたったの一週間で、一日40錠近くになっていた。
思い出せる限りの事を、色々ありすぎて、時系列がごちゃごちゃになりながら、ママに話す。
【精神分裂病(現:統合失調症)】
その言葉にギョッとしたのが分かる。
そりゃそうだ、私もギョッとした。
その日のお釣りを渡し、夕飯にしようか、と夕飯を食べ、【夕】と書かれてる薬を飲んだ。
私は、フラフラになり早々眠りについたと思う。
続きは書けたら、夜に書きます。
記憶も曖昧な程、前から遡っているので、会話はそんな感じ程度で読んで頂けると幸いです。
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