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こんにちは。愛知県豊橋市在住の編集・ライターの岩下加奈です。

今から約17年前、地元出版社に入社し、2014年に独立をしました。当時は、スマホはなく、取材先へ出向くにも分厚い地図を事前に読み込んで紙に書いて道を把握したり(グーグルマップなんてないからね)、データもCD-RやDVD-R、MO(懐かしい!)でデザイナーさんからいただいたり。。アナログな時代の中で、編集者、ライターをしていました。

きっと、私がこの業界に入るもっと前は、もっともっとアナログだったそうで、その話を聞くのが、当時の楽しみでもありました(その時は、今の時代って便利になったよな〜と思っていたので。笑)

と、アナログな時代を生きていた私。20歳の頃感じた〆切の重圧をお話ししたいと思います。

毎回、何かをミスする・・・


お客様と打ち合わせをしたり、取材をしたりする中で、常に頭はパンク状態。

朝から晩まで、車でいろんなお客様と打ち合わせや、記事の対応に追われていると、もうどうしていいかわからず、頭を整理することもできませんでした。

そして、記事の内容を確認してもらう際、当時はメールではなく手持ちで原稿確認に行っていたので、怒られてしまう日々。

今思うと、そりゃ怒られるよ。打ち合わせした内容と違うことを記事に落とし込んでいる&間違ってるんだから。って思うんですが、

「なんでまた怒られるんだろう」「色々言われてわからないもん」と、心の中で人のせいにもしていた、最低な20歳だった。。

デザイナーさんに修正を依頼する際も、毎回同じような内容で修正依頼をかけてしまうのでご迷惑をお掛けすることも。

発行した際に、私がデータまとめをミスして前月のデータを載せたこともあって。その時は本当にこの仕事に向いていないと思った。(上司とともに謝りに行くことも何度かあって、申し訳なさと不甲斐なさに毎日泣いてたな)

この頃は毎日毎日辛くて、泣いては上司に電話して慰めてもらって(今考えると、本当ありえない・・・!めんどくさい女だったな)。ミスばっかりしていた日々でした。

「あ〜、本当に私この仕事したかったのかな」「専門学校に行って勉強までしたのに、向いてないってこういうことなのかな」「昔からの夢だったけど現実って厳しいな、辞めよう」と心の中で常に思っていたのです。


20歳、新米編集者。試練の日々でした。

次回へ続く。