川崎殺傷事件によせて:今こそ「自己責任論」ではなく、あなたの想像力が必要
5月28日に神奈川県川崎市で起こった無差別殺傷事件について、一市民として非常に心を痛めている。
ある日突然理由もなく生きる権利を奪われるという、これ以上ない暴力。生存者や目撃者の方が負ったであろう心の傷や、「助けられなかった」「自分だけ生き残ってしまった」という罪悪感。同じ学校に通う生徒の「自分が狙われていたかもしれない」という恐怖。愛する者を失った家族や友人の深い悲しみ。
そのひとつひとつを思うたび、いたたまれない気持ちになる。もしこれが自分や家族や友人の身に起こったとした