昔に書いていた1話千字程度のファンタジー恋愛小説の再編集版から最新話を載せるマガジンです。当分、再編集版が載ります。159話まで行っても終わらないので困ってます。姫と王太子の婚礼…
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#ダーウィット
【訳あり姫君スピンオフショートストーリー+エッセイの勉強】恋愛ファンタジー小説:宰相殿下様の奇妙な日々 第10話+あとがきは「エッセイの勉強」タブレットの入力問題
前話 菜園にいる間、私もダーウィット様もゼルマ様の明るい笑い声に釣られて笑う。こんなに大きく声を出して笑うのは久しぶり。なんて気持ちがいいのかしら。こんな方に愛されればとても誇らしいでしょうね。少し、ひねた感情が生まれた。 「ニーナ。私はニーナの方を愛しているんだよ」 ダーウィット様が耳元でささやかれて、私はびっくりして尻餅をつく。そこにタピオ様が姉上と言って抱きついてくる。可愛い弟。家にもいるけれど、もう会えないのかしら。少し悲しくなる。 「大丈夫だよ。兄上に退かれる
【訳あり姫君スピンオフショートストーリー+エッセイの勉強】恋愛ファンタジー小説:宰相殿下様の奇妙な日々 第9話+エッセイの勉強今日の睡眠負債と座骨神経痛
前話 「ダーウィット様? 本気で? ツボを割ったり、書類ぶちまけたり、お盆曲げるメイドですよ?」 「そばかすのメガネのそそっかしい君が大事になった。もう離したくはない。今、君を家に帰せばもうここには来られない。父上が娘を帰せと言ってきている。もっといい家の息子の嫁にすると言っていた」 「お父様が?」 そこへノックの音がした。 「兄上」 「ウルガー」 そこには作業服で泥だらけのウルガー様とおそらく、ゼルマ姫様がお立ちになっていた。そして足下にはタピオ様とクルヴァ様がナスを