昔に書いていた1話千字程度のファンタジー恋愛小説の再編集版から最新話を載せるマガジンです。当分、再編集版が載ります。159話まで行っても終わらないので困ってます。姫と王太子の婚礼…
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【連載小説とあとがきとエッセイの勉強】恋愛ファンタジー小説:気づいたら自分の小説の中で訳あり姫君になっていました(46)+あとがきと野球中継してるエッセイの勉強「先制されたー!!!!」
前話 「黒い水晶?」 お母様はしばらく私の杖を見ながら頭の中で反芻なさって考えられていたけれど、ふいにおっしゃった。 「拾われたときに子供用ペンダントしていたと母から聞いたわ。それかしら?」 「おそらく・・・」 大神官様が言う。 「今から取ってきます」 王宮に戻ろうとされたお母様を大神官様は止める。 「単独で行動なさらぬ方がいい。皆で行こう。ゼルマ姫。今からわしが言うから杖は水晶に戻されよ」 大神官様が何か言うと杖は最初の水晶の塊に戻った。だけど、キラキラ光っている