第四十九回 Gt 虎 |MOVIE TORAVIA「インセプション」
『インセプション』の話に入る前に、みなさんは日本のドラマとか見てるんですかね。
僕、意外と日本のドラマもちゃんと見てて。
今シーズンの『半沢直樹』とか、すごく期待して待ってたんですよ。
一番好きなドラマはなに?って聞かれると困っちゃうんだけどね。
みんなはそういうの聞かれて、ぱっと思いつくドラマってあるのかな?
今春はコロナの影響で『野ブタをプロデュース。』とか『ごくせん』とか、再放送されるドラマが多かったですよね。
ああいうものや、『GTO』とかは自分の中では“学園モノ”、“思春期系”の括りの中の一つのドラマっていう感覚ですね。
ドラマとして作品で印象に残ってるものっていうと『MOZU』ですね。
あれは制作費、すごいかかってましたもんね。
それも含めて印象に残ってます。
映像的に印象に残ってるのは(堤貞彦監督が手がけた)『トリック』。
あれは好きでした。
だから、その前の『ケイゾク』も、その後に手がけた『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』ももちろん観てます。
『ケイゾク』(1999)
『トリック』(2000)
『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(2010)
この監督って独特で、ドラマでもインパクトがある映像を作るじゃないですか?
あれぐらいパンチがあると、観てても面白いですよね。
僕が何かSPECを持ってるかって?
ああー、ないですね。全然持ってないです、ああいう特殊能力的なものは。
UFOも1度も見たことないし。目が悪いから(笑)
幽体離脱したことはありますね。夢の中でしたけど。
でも僕、そういう時「ああ、これは夢だな」って気づいちゃうんで…
あっ、特殊能力あったわ!
俺、夢と現実を自由に行き来できて、夢を操ることができるわ。
だから、夢の中に入ってても「ああ、これは夢だわ」って目が覚める前に分かっちゃうんで、夢を好きにできるんです。
夢のストーリーを自分で好きに作ったり、好きなところに(物語を)飛ばしたり、夢の状況を自分の思い通りに変化させられるんですよ。
“明晰夢”っていうんでしたっけ?
この能力にそういう名前があると知ったのは何年か前です。
ちっちゃい頃から自分はそういうのができたんですよ。
だから、夢の中では空を飛んだりするんです。
でも実際に空を飛んだ経験はないので、ふわっとしたっていう中途半端な感覚しかないんですけど。
ただ「痛い」とか、そういう感覚は全部夢の中で起こったとしても(体感として)あるんですよ。それが一番困りますね。
例えば、頭を打ったとか、息苦しいとか。
自分が過去に経験したことはすべて感覚を味わうことになるんですよ。
それが辛いんです。
意識は寝てても、脳が過去に感じた感覚は感じてしまうので。
でも、そこで(現実に自分が)経験したことがないこと、脳が知らないことが起こると、夢から覚めちゃうんですよ。
この場合、夢から覚める方法はいくつかあって。
1つは高いところから飛び降りること。
もう1つは、息をしないことなんですよね。
例えば、高いところから飛び降りるというのは、飛び降りた直後、お腹がギューッとなるような感覚があるんですけど。
これは、ジェットコースターとかで高いところから急降下していく時にすでに味わってる経験だから、まずその感覚がやってくるんですね。
だけど、その後地上に落っこちたところは、現実世界ではまだ経験したことがない。
だから、地上に落ちるその瞬間に目が覚めちゃうんですよね。
夢の中で僕は人に刺されたりすることも結構あるんですけど、痛くはないんですよ。
それも今話したこととまったく同じことで。
現実世界で刺された経験がないから、痛い感覚もないんですよね。
夢の内容はかなり覚えてますね。
次の日には忘れてますけど、起きた瞬間だったら明確に語れると思います。
夢で起きたことが数日後現実になる、みたいなものはないです。
そこまでクオリティの高い夢ではないんです、僕の場合。
内容的には、私生活の延長みたいなものをよく見ますね。
夢だって分かってても夢かどうか分からなくなる。
それぐらい、現実スレスレの夢をよく見るんですけど、これが一番ヒヤッとしますね。
そこから無限ループに入り込んじゃうと、ヤバイです。
例えば、普通に眠りから覚めて台所に行ったら、冷蔵庫の位置がいつもと変わってる。
その瞬間に鳥肌が立つんですよ。
「あれ? 冷蔵庫の位置変えたっけ?」って。
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アリス九號.オフィシャルnote
限りなく2次元に近い2.5Dロックバンド、アリス九號.のオフィシャルnoteです。 毎週メンバーがリレー形式でオフィシャルnoteだけの…
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