第九十回 Gt ヒロト|『月刊少年HRT』vol.6
<特集>
ヒロト生誕記念号
「星降る夜には君を想う」を語る
<付録動画>
HIROTO Guitar Channel ⑦
「黒海の海月-Instrumental-Ver.2020」
「Jelly fish」を弾いてみた
※おまけ動画『もぐの叩いてみた』
5月4日、誕生日を迎えたヒロト。
誕生日を迎えたいまの心境、さらには5月9日、ZINEからリリースしたプロデュースソング「星降る夜には君を想う」について本人に聞いた。
<付録動画 Sample>
※アリス九號.オフィシャルnote定期購読者様はノーカットにて記事下部よりお楽しみください。
ーーまずはお誕生日おめでとうございます。メンバーからなにかもらったんですか?
特に。自分はプレゼントされるよりも人にプレゼントするほうがワクワクするんです。だから、昔は自分の誕生日にライブするのが嫌だったんですよ。でも、ゴールデンウィーク真っ最中でみんなも来やすくて都合がいい日なので、ツアー初日とかと合わせてやってたんですよね。最初は嫌だったんですけど、こんなにたくさんの人にお祝いしてもらってる姿。これを親が観たら嬉しいよなって気づいてからはやることにしようと思いました。あと、お祝いしたいと思ってくれる方々がいるなら、しっかりその思いは受け取りたいなと。
ーーヒロトさんでも「俺も年とったなぁ」と思ったり感じたりすることはあるんですか?
ずっと気にしないで生きてきたんですよ。自分は。でも、ある節目の年齢になった時に「時を止めよう」と思ったんですよね。3歳児くらいのときの感覚、自分ってこういう人間だったよなというのを取り戻そうと思ったんですよ。たぶん、その後ぐらいからは自分でいうのもあれですけど、見た目は若くなっていったんですよ。それで、4〜5年かけてその感覚を取り戻すことにはある意味成功したんですね。そうやって時を「止める」、「戻す」ができたんで、次は「切り替え」、「コントロール」だと思ってます。それをいまから6〜7年かけてやっていきたい。6〜7年後には5歳児もなれるしリアル年齢にも切り替えられる。そんな自分になっていたいなといまは思ってます。
ーーその想い、ここにちゃんと残しておきますので6〜7年後にまた検証しましょう。
お、いいですね!
ーーところで、今年の5月4日。お誕生日当日はNUMBERSIX.会員限定でオンラインで『秘密基地 ‘1on1’ 膝付き座談会』を開催されてましたね。
そうですね。本当はライブをやるはずだったんですが、それが今年もまた延期になってしまったので、全員で集まれないんならじゃあ逆のことをやってやろう!って。
ーーあまのじゃく発動!
ですです(笑)。膝付き合わせて1対1でやったろうという気分から、あれを思いついたんです。こういうことでもない限りやれないことですからね。自分が普段から好きでやってることって、そういう距離感なんですよね。
ーーソーシャルディスタンス、近めですよね。
だから、このインタビューもあえて膝を付き合わせて対面でやらせてもらったり。人との関わり方って、自分はそうなんですよ。ファンの人とそういうことをやるならいまだろうと思って。
自分はいま、違うフェーズに行きたがっていて。誕生日って、なにかを新しくチャレンジするにはすごくいい機会じゃないですか。それもあって挑戦したんですけど。
ーーいま、その違うフェーズへ移行したがっているという話が引っかかったんですけど。どんな変化がヒロトさんのなかで起こってるんでしょうか。
自分はアリス九號.のヒロトだけではなく、人生そのものがもっと統合されたヒロトでいいんじゃないかと思ってるんですよ。
ーーそれは興味深い話ですね。
アリス九號.でギター弾いてるだけでいいっていう人もなかにはいると思うんです。だけど、メンバーもスタッフさんもファンの方もそうだけど、肩書きを取っ払ったらみんな“人”じゃないですか。人同士、なにか縁があってこうして出会った。こういう機会に“人”として向き合う時間があってもいいのかなと思ったんですよね。軸は音楽、そこは変わらないんです。けど、アウトプットの仕方が変わるんですよ。
ーーアリス九號.ヒロトとヒロトでは。
分かりやすくいうと、メインディッシュだけ出すのか、それとも前菜からちょっとづつそこにたどり着くように出していくのか、みたいな違いなんですが。
いままでは「これをオーダーして下さい」ってメインディッシュだけをぽんってこっちから差し出す感じだったんですけど、もっとその場所と空間までを利用したコース料理を出したい。いまはそういう気分なんですよね。自分は。
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アリス九號.オフィシャルnote
限りなく2次元に近い2.5Dロックバンド、アリス九號.のオフィシャルnoteです。 毎週メンバーがリレー形式でオフィシャルnoteだけの…
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