アゼルバイジャンへ



これは、2018年10月に、書いたものである。

東の国境をカスピ海と接する国、アゼルバイジャンの首都バクーで2日間、英語によるガイドで観光が楽しめるという、STワールドの海外ツアーを紹介しよう。

カタール航空を使って、成田を22時20分に発ち、ドーハを経由して翌日の11時半ごろバクーに到着。空港からアスコットホテルまで送迎がつく。11月29日に出発すると、6日間の旅行代金は13万3000円。翌日は13万2300円に値下がりしていた。このぶんだと、出発直前には、もっと値下がりするのではあるまいか。

出発直前ファイナルコールの欄にあるのは、こうした客の集まりが悪いものばかりであろう。

まずはグーグルフライツを使って、成田バクー間の航空運賃を調べると11万7040円。行きは、ドーハで2時間30分の待ち時間を含めて、所要時間が18時間15分。帰りも、同じくドーハで2時間近く待たされ、15時間ほど。よほど西風が強いのか、ドーハ成田間は帰りのほうが2時間40分も早く着く。

宿泊先のアスコットホテルに、ふたりで3泊すると、オテルドットコムでは、税込みで約1万8000円ほど。トリップドットコムで予約すると、税込みで3万3334円。どうも同じ部屋のようだが、どうして、こうも値段が異なるのか。

ブッキングドットコムで予約したら、満室で断られた。日付を変えて11月22日からふたりで3泊すると、料金は、税込みで1万7907円。スタンダードのダブルルームである。オテルドットコムの示す価格とあまり変わらない。

トラベルコに助けを求めると、アップルワールドという会社を紹介され、ふたり3泊の料金は税込みで2万4000円。おそらく、これも前と同じスタンダードの部屋と思われる。

このホテルに対する評価は高い。マットレスが古いと文句を言ったら、すぐに新しいのと取り替えてくれたと、スタッフのきめ細かいサービスに感銘を受けた客が多いようだ。周りにレストランや繁華街があって、市内見物にも便利だという。

翌日には、たったの700円だが、旅行代金が値下がりしていたと上に記した。成田バクー間が、ひとり11万7040円、ホテル代がオテルドットコムで予約すれば、ひとり
9000円ほど。しめて12万6000円ほど。アスコットホテルは空港までの送迎は無料でしてくれる。バクーでの2日間の、英語によるガイド料金が1万円だとすると13万6000円。旅行会社の提供する額とあまり変わらないので、お得感がまったくない。せめて10万円以下にしないと、客は集まらないのではあるまいか。

ロンドンやパリと比べて、アゼルバイジャンのバクーという街は、まだほとんどこの国では知られていないので、もっと旅行代金を安くして、口コミでバクーの魅力を拡めていく必要がありはしないか。

トラベルコには、海外現地クチコミが1万件以上も掲載されているが、バクーに関するものは1件もない。

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