海外航空券について


これは、2018年8月に、書いたものである。

グーグルの検索欄に海外航空券と入力して、トップに表示されたのは「エクスペディア」。ここで、羽田ロンドン間の往復運賃を調べてみよう。

飛行機で出かけるなら、火曜日にすべしと、何かで読んだ記憶がある。10月30日火曜日出発、2週間後の11月13日ロンドン発、大人1枚と入力する。

直行便に限ると、最安値は英国航空(BA)の13万8230円。羽田9時45分発、ヒースロー着が同じ日の13時25分。帰りは、11月13日、ヒースロー10時50分発、羽田着は翌日の7時35分。行きは12時間40分かかるが、帰りは11時間45分と、1時間あまり短縮される。偏西風のおかげなのか。

英国の夏時間は10月30日には、もう終わっていることがわかる。今年の夏時間は3月25日の日曜日、午前1時に始まり、10月28日の日曜日、午前2時に終わることになっている。こうしてみると、1年のうち7か月近くが夏時間になっているわけだ。

夏至の6月21日、ロンドンの日の出は4時43分、日の入りは21時21分、これなら夜の10時頃までは、まだ明るいのではあるまいか。

ヒースロー着が13時25分なのは、海外旅行初心者にとっては、ありがたい。緯度の高い英国といえども、10月30日午後1時半ぐらいでは、まだ日が暮れることもないだろうから。ロンドンの日没は16時37分。

エクスペディアの次には「スカイチケット」「エアトリ」「HIS」が表示されているが、ここは、有料広告をすべて省略して、有料広告ではないサイトのトップ「トラベルコ」を覗いてみよう。このサイトはグーグルの信頼が篤いこと、この上ない。

同じ便の切符が、ここでは12万3030円とエクスペディアよりも、およそ1万5000円安く入手できる。サプライスという会社で手続きすることになるが、クレジットカードが必要になる。手数料は取られることはない。

トラベルコの優れた点は、最終価格を示し、コンビニ決済ができる会社を明瞭に記している点である。クレジットカードを持っていない学生には、貴重な情報ではあるまいか。

フロマーズが第一に推す航空券の予約サイト「モモンド」を使うと、最安値は英国航空の13万8230円。

結論。ホテルも航空券も、国内外を問わず、トラベルコを使うべし。

おまけに、ここでも、グーグルフライツを覗いてみよう。最安値は、同じく英国航空の13万8230円。検索結果のすぐ下にある「料金のチェック」をオンにしておくと、最安値と旅行のヒントをメールで知らせてくれる。

翌8月14日に調べてみると、価格は13万8080円と、わずかに値下がりしていた。

もうひとつおまけ。以前、日本発の航空券は海外発のそれに比べて高いと、耳にしたことがある。これを確かめてみよう。

出発日は前と同じにして検索すると、ロンドン発羽田着の最安値は、直行便の英国航空を利用して11万6180円。イギリスに住んでいる人は、2万円以上も得していることになる。

腹立たしいのは、行きと帰りが逆になるだけで、同じ便を使っているのに、日本に住む人が不利益を被ることである。

羽田発パリ着とパリ発羽田着でも、同じような格差があるのではないか。これは予想に反して、羽田発のほうが1万5000円ほど安くなっている。つまり羽田発が13万0550円、シャルル・ド・ゴール発が14万5371円。ともにエール・フランスによる直行便の往復運賃。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?