10連休の航空運賃


これは、2019年1月に、書いたものである。

4月27日、土曜日に関空発ロンドンへ行き、5月4日、関空着を計画して、日本航空と英国航空が共同で運行する直行便を利用すると51万5330円。

同じ正味5日間のロンドン滞在でも、連休最終日の5月6日発、13日着にすると、往復運賃は、ぐっと下がって13万4330円。ほとんど4倍近い格差である。

上と同じ日付で羽田発ロンドン行きの直行便にすると13万8960円。27日連休初日に羽田を発って、連休最終日の6日に帰ってくるなら、ぐんと跳ね上がって、およそ70万円。

海外ツアーも同じように高いのかというと、そうではない。福岡発パリ6日間、インチョン経由の大韓航空便なら4月27日連休初日に出発しても、ひとり20万円弱で済む。4月は1日から24日までの出発なら12万4600円。

上の海外ツアーは4月26日から30日までの出発分は、もう売り切れている。

福岡からは、春から秋にかけてヘルシンキまでの直行便があったはずだ。今年は4月26日から10月26日まで、福岡からは、水・金・日曜日に、ヘルシンキからは火・木・土曜日に、それぞれ直行便がでている。

福岡発ヘルシンキ5日間のツアーは4月中旬までに出かけるなら13万6500円。26日なら27万1500円、30日なら33万6500円。この日は火曜日なので、成田経由でヘルシンキまで飛ぶことになる。

大型連休に航空運賃が値上がりするのは、国内便でも見られるのだろうか。羽田札幌間の往復運賃を調べると3月23日までは2万円前後で推移しているが、24日から30日までは8万円ほど、31日以降は不明。以上は、すべてグーグルフライツを利用。

国内ツアーを見てみよう。ジェイトリップの主催する4月
27日、羽田発札幌4泊5日のツアーは4万6600円。5月7日、連休が終わってから出発すれば2万6800円。滞在先は、ホテルリブマックス札幌ほか。ここに27日から4泊すれば、トラベルコによると、ひとり6万2400円も取られる。

ホテルリブマックス札幌は、高級感あふれる宿泊先なので、本当にここに泊まれるのかと予約を進めてゆくと、すでに満室であった。宿泊できないホテルリブマックス札幌を、さも滞在できるかのようにサイトに載せている会社の常識を疑ってしまう。

全日空のサイトで上と同じように4泊5日の予定を組むなら7万1700円。滞在先はANAクラウンプラザホテル札幌。ここの27日から4泊の料金は、トラベルコによると、ひとり5万1269円。往復、札幌までおよそ2万円で行ける訳になる。

九州は大分で過ごす4泊5日のツアーをみると、4月7日、14日、21日に出発するなら3万0800円と格安だが、27日には6万9500円と倍以上に値上がりする。宿泊先は、コモドホテル。

以上は、いずれも2人1室の1人分の料金である。

結論。大型連休に海外航空運賃は、ベラボーに値上がりするが、海外ツアーはそう高くない。国内ツアーは、海外航空運賃ほどの格差はない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?