ジェンダーの固定概念

知らない内に勝手にイメージを植え付けられていた、と気付かされた話。

息子の保育園のために必要な物(服や下着などなど)を準備していた時の話です。
入ることになった保育園では、園の方針で紙おむつは使わず、おむつが外れていない子でも、普通の布パンツを履かせています。
(トレパンではなく本当に布一枚のパンツです)
0歳児でも同じように布パンツというこなのですが、ここで問題が。
パンツの形に指定があって、いわゆる「女の子パンツ」と言われたのです。
女の子パンツというのは、太もも周りにもゴムが入っていて、お便がでてもこぼれ落ちないそうです。
反対に男の子パンツは太もも周りにゴムが入っておらず、お便がポロリしてしまうそうです。

さて、理由はわかりました。
さっそく買い物に出かけました。
あるにはあるのですが、購入を躊躇してしまいました。
色や模様が可愛すぎるのです
ピンク、水色、ご丁寧にリボン付き、ハート柄、キラキラしたプリントが入っている、などとってもラブリーなデザインが多かったのです。
(反対に男の子向けは恐竜、車が圧倒的に多いです)
息子にこんなラブリーなパンツは履かせられない…と思ってしまいました。

なぜ、こうも性別によってデザインが偏っているのでしょうか?
子ども自身がこういうデザインが良いとでも言ったのでしょうか?

私には、大人が「女の子ならこういう柄が好きでしょう?」と決めているように思えてしまいました。
決してラブリー柄を否定しているわけではありません。
ただ、もう少し選択肢が欲しいだけなのです。
女の子でも男の子でも関係なく選べるような柄が。
小さい時から性別によって選べるデザインが固定されていたら、それが当たり前になってしまう恐れがあります。
そのうち、それとは違う選択をすることは悪みたいに思われてしまうのではないか?
子どもたち自身が決めているようで、実際は大人たちが決めたイメージを植え込まれていると思うと怖いです。

そして、私自身も男の子に女の子柄の物は着せちゃダメだという自己暗示にかかっていました。
ですので、いわゆる女の子柄だけど、できるだけやわらかいデザインのものを購入しました。
(色々店を巡って探すのがしんどくなったというのも理由です笑)

時には性別で色を分けてあったほうがわかりやすいという時もあるのですが。
トイレの表示がそうですね。
逆に言うとそれくらいです。

最近ではユニセックスのデザインも増えてますし、ランドセルの色の種類も増えてだいぶ選びやすくなったのではないかなと思います。
それでもまだまだいろんなしこりはあるとは思います。

LGBTを全人類がウェルカムする日なんて来ないかもしれない。
それぞれに好みがあるし、万人受けは難しいのは理解しているつもり。
ただ、デブ専とか老け専みたいに、好きな人もいれば苦手な人もいる、くらいのライトな感じになったらいいな〜とは思うのでした。

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