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新型ニコンZ6Ⅲは7月12日発売

こんにちは♪Aliceです。
前回の記事で、ネット上の噂から新型Z6Ⅲのスペックや価格について予想していました。


そして公式の予告通り、昨日6月17日21時にオンラインで新型Z6Ⅲがリリースされ、発売日は来月7月12日となりました。
予想の答え合わせと、Z6Ⅲの印象についてお話します。

1.まず第一印象

外観についてですが、こちらは『ミニZ8』のようなデザインとのリーク情報が多数ありましたので、驚きはありませんでしたが、個人的には好きな形です。
角ばった中でもスッキリしたデザインで、むしろZ8より好印象です。

メーカーHPから引用

見た目は合格どころか、イイね!という印象でした。
個人的に、カメラは見た目も大事だと思っています。

2.スペックの印象は?

オンライン発表での感想を敢えて一言で言えば、
『動画機ですね!』
となります。

公式の動画の内容も、ニコンの方の解説も、先行レビューしたクリエイターも完全に『動画推し』だと思いました。
ですが実際に、動画のスペックは素晴らしいものがあります。
(専門用語が並ぶので、詳細は最後の方に書きます。)

3.メーカーとユーザーのギャップ

ニコンが作りたかったZ6Ⅲは、
【SONYの独り勝ち状態のミラーレス動画市場に殴り込みを掛けられるカメラ】
であり、消費者が期待していたZ6Ⅲは、
【Z6ⅡにZf同等以上の性能を搭載した正常進化】
だったと思います。

具体的に言うと一眼レフのD500からミラーレスに乗り換えを躊躇している層です。

ニコンはZ6Ⅲでも、
『ミラーレスでは動きモノは撮れない!D500こそが最強だ!』
と頑なに信じてミラーレスを食わず嫌いする層の取り込みを行わなかった、と言う事になると思います。

むしろ米レッド社を子会社化した事で、株主に対して『ミラーレス動画市場もちゃんとやりますので』というパフォーマンスが必要だったのでは?と推察します。

4.予想の答え合わせは?

結論から言うと、ほぼ全て的中してしまいました。

予想よりも良かった部分は、動画性能です。
12bitのN-RAWで6Kが内部収録出来るだけでも凄いのに、なんと10bitの5.4K ProRes 422 HQまで内部収録可能とは、、、驚きました。

もはや動画に関してはZ8級でしょう。
Z8やZ9で8k30pを収録する必要がある映像作品は、極々僅かだと思います。
オーバーサンプリング4kでの収録が基本だと思います。

なので、Z6Ⅲはオーバースペックな部分を削ぎ落とし、『ちょうど良い動画用ミラーレス一眼』として動画クリエイターに訴求するカメラだと受け取りました。

SONY α7SⅢほど動画に集中特化はしていないものの、トリミングするゆとりがある6kセンサーと、スチール撮影の高速連写にも対応する二刀流を目指したと言えば、ポジティブな解釈でしょうか。

5.的中して欲しくなかった?

しかし、的中して欲しくなかった点もありました。
それは…価格です。

前回の記事の結論

ニコンダイレクト価格で、ボディ単体が435,600円!

ネット上では『Z6Ⅲ高い』という類のワードがトレンド入りするほど、やはり高くなりました…。
リーク情報の3,000ユーロ=50万円までは行きませんでしたが、大方の予想通りの価格になってしまいました。

量販店最安値は、1割引の392,000円程度と予想されます。
新発売当初のEOS R6 MarkⅡよりも高いので、正直に言って高いです。

結果的に、『まぁ凄いけど高いから買わないカメラ』という評価とさせて頂きます。
(あくまで私の用途では)

キヤノンEOS R6 MarkⅡのデビュー時と同じ結論になってしまい、ニコンファンとしては残念でした。

ちなみに、動画性能以外に公式が推していた【フレキシブルカラーピクチャーコントロール】も、ファームウェアアップデートでZ8・Z9には追加されると予想しますし、プリキャプチャー機能は私の場合、Z9で全く使用していません。

要するに、Z9をメインに据えた私は買う理由が無いという事です。

6.Z7Ⅲはどうなる?

Z6Ⅲは『高い!』で終了してしまいましたが、では兄貴分のZ7はどうなるのでしょうか?
今まで通り、Z6の高画素版として発売されるのであれば、プラス10万円程が予想されますので、Z8とキャラクターも価格も被ってしまいます。

なので、Leica M11のようにSONYから6,100万画素センサーを仕入れて、超高画素機にするしか存在意義が見出せない気がします。

とは言え、前述のD500から離れようとしない層と似た『俺は一生レフ機、D850こそ至高のレフ機だ!』みたいな層は、Z8に流れつつあると思いますので、仮にZ8とZ7Ⅲがほぼ同価格だとしたら、D850層はZ8を買うのではないでしょうか?

今回、Z6Ⅲが435,600円という驚きの価格になった事で、Z7Ⅲの立ち位置まで難しくなってしまったように思います。

7.最後に、ニコンに期待する事!

今回Z6Ⅲが『高い』と言われてしまう事は、ニコン社内でも当然想定内だと思います。

それでも敢えてこの価格で出して来たのは、今までのニコンとは違う客層、つまり【プロの動画クリエイターに訴求できるカメラ】を発売したかったのだと思います。

Zfを実売27万円という破格値で売り出したのは、スチル写真ユーザー向けに
『Zfがありますよ』
『Z6は動画路線に切り替えますよ』

というメッセージだったのかも知れません。

更にこの後、新型Z5ⅡをZfの性能ベースで20万円台前半で発売しようものなら、長期戦略として『ニコンはそこまで考えていたのか!』と感心する事になるでしょう。

さあ、どうなるか。
今後が楽しみですね。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
また次の記事でお会い出来ますように。


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