15年ぶりの優勝がこのチームでよかった

リーグ優勝。
ずっとずっとほしかったんです。

2019年12月7日。
ついにそれが叶いました。
FC東京に3-0で勝って優勝。前節、川崎に勝利したし、ここ最近の対戦成績がよくない相手が続く最後2節は苦しいなと思ってたのに、それを跳ね返して優勝するカタルシスったらないです。もう大満足の結果です。

最高の試合

試合は前半26分のティーラトンの先制点があって、気持ちにだいぶ余裕が出て、あぁ、やっぱりそれなりに緊張してたんだと思いました。

前半44分にエリキの得点で2-0になってからは楽しくてしかたなかったです。ピッチの選手たちが強さを見せつけてるのも気持ちよかった。

後半32分、トドメの3点目を(遠藤)渓太が決めてからは試合終了までアドレナリンが出まくりでした。

マリノスとFC東京にしか優勝の可能性がなくて、他会場の結果がまったく関係ない状況だったのも楽しさに拍車をかけた気がします。自分たちのことだけでいいから、集中してすごい熱量出せたと思うし。

後半途中、上で試合を見ていたベンチ外の選手たちが降りてきて、ベンチにいた選手とみんなでチャントに合わせてはしゃいでいました。
最初に降りてきたのはタカ(扇原貴宏)だったけど、スタッフと次々とうれしそうにハグしてる姿がとても印象的でした。

優勝決定の瞬間

ピッチになだれ込む選手の中で、先頭で走って行ったのがタカ。その行き先は喜田だったんですが、ここでわたしはウルウル来ました。

今季のキャプテンを務める2人。1人はプライマリーからマリノス一筋。もう1人は子どもの頃から育ったクラブを出て、一昨年マリノスにやってきた。対照的な2人じゃないですか。それが優勝決定の瞬間、タカは喜田のところに真っ先にかけて行った。これは映画化すべきです…!

「自分はマリノスで育ってはいないけど、(喜田と)同じくらいマリノスのことが好き」
こんなことを言われたら、来季ナンバーグッズはNo.6に予算つぎ込みますよ(笑)

【横浜FM】もう1人のキャプテンMF扇原貴宏「仲間を信じていた」 - ベースボール・マガジン社WEB

今季のチームは、下部組織からの生え抜きの選手、他のクラブから移籍してきた選手、国外のクラブから来た選手、それぞれマリノスを大切にしてくれて、全員がマリノスのために戦ってくれたというのが、本当に最高だなと思います。

2019年のマリノスは強かった。
最後7連勝で優勝して、そう言われるのはすごくうれしいです。
だけど、今季は最初からうまくいってたわけではなくて、試行錯誤しながら、みよっし(三好康児)やあまじゅん(天野純)など移籍した選手や怪我をしたエジガルの分を都度補強して、システムを調整していって、最後の強いマリノスになりました。それが一層誇らしいし、もっともっとこのチームを見ていたかったです。

マリノスファミリーとして

わたしにとっては2004年以来のリーグ優勝経験で、長かったし、途中優勝をあと一歩で逃したり、メディアから叩かれたり、つらいこともたくさんあって、優勝したら絶対号泣だなと思っていました。
だから、今回それほど泣かなかったのは自分でもすごく意外で。涙は流れたけど、それより、うれしくて幸せで、笑顔が止まらなかったのです。
「このチームで優勝したい」は毎年思うことだけど。
過去いっしょに戦ってきた選手たちも大好きだけど。
これまでの思いをすべて今季のチームが浄化してくれたのかもなあと思います。

サポーターもその人数だけの思いがあっていいですよね。
応援してきた年数には重みがあるし、ここ数年苦しんだことで反骨精神も養われた気がするし、だからわたしは喜びもひとしおに感じるけど、今年から応援した人だっていろんなエピソードあるはず。
それぞれが「マリノスサポーター」であることを誇ればいいんだと思います。

2019年12月7日は、マリノスファミリーの一生忘れられない記念日です。


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