見出し画像

3人以上が苦手な理由

煙もくもくもくもく木曜日。ぷはぁ~。
明日は金曜日。明日は会議がたくさん詰め込まれた日程なのだが、それよりも会社で花見が開かれるのだ。ソワソワ。1週間前に「金曜日お花見あるからよろしく」と言われてから今日までソワソワしていた。そして明日もソワソワする予定である。
大学生から飲み会というものに沢山参加してきたが、一向に慣れない。人間は経験というものを積んで、ある程度のことには慣れていくものなのではないのか。今日の帰り道に色々考えていたところ、当たり前なのだが全然当たり前じゃないと思っていたことに気が付いた。理由は、大人数の飲み会はメンバーが固定ではないからである。(真理)


私は大人数の場だと、その場に足りないタイプを見つけ、そのタイプになりきり、1つのまとまり?を作り上げようとする。その場の空気を読み、そこに足りないものを補う感じ。
固定メンバーの飲み会の場合、自分の役割はある程度決まっているのでタイプを変えて参加していても、だんだん慣れてくるので問題ない。…と思っていたのだが、振り返ってみると1人でもメンバーが欠席すると内心焦っている自分がいることに気が付いた。ここで私の中では「大人数=3人以上」という方程式が成り立った。遺憾である。
大人数の飲み会は大人数で行われる(小泉構文)ため、もちろんメンバーが毎度異なる。前に参加していた人も、今回は参加しないといったこともあるので、その場その場で(私が)必要と思うタイプが違ってくる。

だから飲み会が行われるときは、事前準備としてある程度の参加者を認識しておき「この人がいるから盛り上げ役は足りてるなぁ」とか「この人は珍しく参加するけど話さないタイプだから、この人と一緒にいる状況が必要かなぁ」とかそういったイメージトレーニングをする。そのうえで、いざ本番。私の頭の中は戦闘モードで、飲み会という戦場を観察する。そしていち早くある程度のタイプを決めて演じる。そして要所要所で順応していこうとする。こう書いてみると、自分の中では何故かそれが大切だと思っていて、それをすべきだと思っている。なぜだろうか。そんなことを私がしても私の自己満なのではないだろうか。でもやめられない。なぜだろう…。

理想をいうと、ありのままの自分で飲み会に参加したい。あまり話さず、聞き役に徹して、席も移動せず省電力で挑みたい。過去に思い切って一度やったことがあるのだが、逆にソワソワしてしまった。周りの人にお世話してもらっているような感覚になってしまったのだ。そして後半にはいつもの自分通りに振る舞ってしまい、帰路では壮絶な自暴自棄に陥ったことがある。なぜやらなくてもいい空気を読み、自分が望む時間を過ごせないのだろう、と。

もしかしたら私は、大人数という空気に対して”居心地の悪さ”を感じているのかもしれない。色々な性格の人が集まっているという状態・その場の空気。その中には、飲み会が好きな人・苦手だけれど参加している人がいる。そして更にその中には、心から楽しんでいる人・帰りたいけれど表に出さない人・帰りたいという気持ちが表に出ている人がいる。私はそのアンバランスな状態を見て色々と感じてしまうので、バランスを取りたくなっているのだと思われる。
その場の全員が同じ気持ちになることが難しいことは分かっているけれど、私は全員に楽しんでほしいと思っているらしい。いや、楽しいなんて烏滸がましい。せめて居心地が悪いと思ってほしくないのだ。だって自分がそうだから。「楽しめばいいじゃないか」というのは分かっている。そうすれば楽しいことも知っている。でも楽しめないときだってあることも知っている。
この世には付き合いでの飲み会もある。会社内でもお付き合いが必要である。私だって、出来れば飲み会には参加せず一目散にかえって一人時間を満喫したい。でもそう思う人が全員不参加になったら、果たしてどうなるのだろうか。付き合いをする人と、しない人の間には距離が出来てしまうのではないか。そうするとバランスが取れなくなる。そうだ、私は何よりもバランスを気にするのだ。バランス?協調性?いや、協調性はなんか一個人の話のように思うのでバランスにしよう。全体のバランスが大事なのである。
だから私はこう思う。大人数という場のことを、好きな人もいれば、何も感じない人もいれば、苦手な人もいる。私がどこに所属するかは正直自分では分からない(自分のことが分からない)が、苦手な人の気持ちは分かる。そういった人が参加しているのは、個人的にとても喜ばしい状態である。どんなに年上の先輩でも「よく頑張ってくれているなぁ」と誇らしくなる。そのスタート地点を見て、私はゴールをより満足できる状態にしたいと思っているのだ。多分これは、”してあげたい”という自己満の気持ちが隠れているかもしれない。
そしてたまに私みたいな人を見かける。若干の同族嫌悪というか負けたくないという気持ちを掻き立てられる。多分向こうも若干感じているようなので、変な距離の縮まり方をすることがある。謎。


あぁ、すでに脳内でのイメージトレーニングは終わっている。
今回は私の部署からの参加人数が少ないので、わりと過酷である。といいつつも、私がこれだけ考えていてもその場はなるようにしてなるわけだし、私とは違うベクトルで頑張っている人もいるわけだし、むしろ飲み会という場は本来楽しむはずのものなので、私が思うほど深刻なものではないというのは分かっている。分かっているのだが、考えてしまう。
まぁこれがゲームだと思えば楽しめるのだが。
明日参加する人が、一人でも楽しかったなぁと思ってくれたらいいなぁ。

桜ちらちら春だねぇ~☆彡
アリィ~ヴェデルチ☆彡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?