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「先生、うちの子ちゃんと英語話していますか?」

みなさん、こんにちは♬仙台で小中学生に英語を教えている村上典子です。

さて皆さん、このタイトルにどのような感想をお持ちになりましたか。

これは、大手英会話スクール時代で働いていた時代に、私をほんの少し悩ませていたお母様方からの質問です。ちょくちょくありました。

はい、話しています「英語」。リピートしてくれているし、ゲームも全部英語で理解してくれていますよ。

でも、「英語」自分の言いたいことを話しているか、ということに関しては、ちょっと胸がギュンと痛くなるのです。お母さんの質問に「てにおは」がないことを良いことに、逃げていたのかもしれません、ごめんなさい💦

さて、ここでふと頭をよぎるのは「英語」何を話すのかということに関して、そもそも私は子供達の話のネタを拾っていたのか、ということです。

そこで、子供たちの会話に耳を傾けてみることにしました。いつも、何話しているのかな~?

バージョン1:私の生徒
 レッスン前後がキツキツなのもあって、あまり学校以外の事は話していないかも。「○○先生が怒った」とか、「○○ちゃんが転んで泣いた」とか。そして、「私も悲しくなって泣いてしまった」とか。かわいい。あとは、○○のクラスで、あれをやった、これをやった、など。

なるほど~。考えていること、というより日々起きていることのレポートが多いのですね。

バージョン2:2年位前まで教えていたインターナショナルスクールの生徒
 日本人でなければ、話すことも違うかな?と思ったけど、話している内容は変わらないような??休み時間は校庭でキャーキャー遊んでいたり喧嘩していたり。高学年の子はBTSがかっこいいとか話している子もいたけど、あとは「せんせ~、○○が蹴った~」とか「違うよ、してないもん」とか。

そうか、やはり行動についてのレポート系が多いですね。

バージョン3:近所の小学生
 偶然、朝の投稿時間にお友達と話しながら歩いている小学生と遭遇。
「ねえねえ、昨日私が見た夢、教えてあげようか?」「。。。。(無視)」

そうきたか。ここでも時系列のレポートになるのですね。興味深い。

結論
まずは、学校で起きたことを客観的に説明できるようにしてあげよう。

じっくり、ゆっくり、科目や遊具、感情表現、伝えたいことをカバーできそうな動詞などを導入し、毎週繰り返して練習してもらいました。

まずは自分の行動について、「I(アイ)」からお話をスタートすることを徹底しました。主語を省略しないように(日本語は主語を省略してしまうので)、主語と動詞をセットで出せるように訓練してきました。

するとどうでしょう。慣れてくると、「my friend」とか「teacher」とか主語を置き換えてお話しするようになるではありませんか!

頭に浮かんでいるストーリーを、シンプルに、1文3~5語でレポートすることができるようになる。いい感じ。

半年くらいすると、次のステップに行けそうな子が多くなってきますね。

その続きはまた次回。「主観」を鍛えるお話も、またの機会に♬


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