見出し画像

どちらが大事?How to say? or What to say?

みなさん、こんにちは。仙台で小中学生を対象に英語を教えている村上典子と申します。初めての投稿をお読み頂きありがとうございます。

四半世紀に近い月日を英語/英会話教育というものに捧げ、8年前には独立までしてしまいました。

長いインストラクター人生の中で、一つだけ確実に分かったことがあります。それは、

「瞬時に英会話力を伸ばすための魔法は絶対に存在しない」という、シンプルで当たり前すぎる事実です。

初投稿だというのに、なんだか暗くなってしまいましたね💦

特に言語の形態が著しくかけ離れている日本語と英語では、大人ですら、母国語が激しく干渉してきますし、ましてや、日本人としてのバックグラウンドを持つ子供たちが英語を使えるようにするとは、一体どこをゴールにしたら良いのか途方に暮れてしまうことも、正直あります。今でもです。

真面目に頑張っているインストラクターは、誰もがぶつかる壁ではないでしょうか?

生徒は、英語が好きだと言ってくれます。典子先生のレッスンは楽しいと言ってくれます(ありがとう!)元気よく Yes! No! と気持ちを表明してくれます。

でも、フォニックスをやっても、口頭ドリルをやっても、ゲームで楽しさを伝えても、絵本を読んでも、ロールプレイをしても、自分の思っていることや考えていることを自発的に話すようには、(あまり)ならないのですね。

なぜって。

彼らが思っていることや考えていること (what to say) を、私がそもそも聞かないからだ、という結論に達したのです。

そして「ゆっくり母国語マインドで考えさせる」いう時間もとってあげてなかったのですね。理屈を考えることは、大人にとっても至難の業だというのに。

要するに、私が(もしくは他の多くの英会話スクールが)長いこと教えていたのは、どのように伝えるのか (How to say) がほとんどだったのかもしれません。

もちろん、初めから考える癖がついている生徒は、how to speak を学んで、あっという間に独り立ちして素晴らしいスピーカーになっていきます。そういう子達には、また別の動機付けが必要になりますね。

ああ、いつものごとく、論点がずれていきそうなそうな予感。長くなりそうなので、今日のところはこの辺で。

今後は、私が今そのインストラクターの壁をどのようにこじ開けているかも、少しずつご紹介していきたいと思います。

ありがとうございました(^^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?